梅毒のバラ疹ってなに?特徴的な症状について解説します。

梅毒のバラ疹とは?

梅毒に感染すると、バラ疹という特徴的な発疹が出ます。

梅毒の病期である第1期で放置してしまったり、治療を途中で止めてしまったりした場合に、バラ疹が発症する第2期に進行してしまいます。バラ疹があらわれて梅毒に感染していると気づくケースが多いそうです。
見た目の印象を大きく変える人も居れば、バラ疹に気が付かない人も……。

一方、梅毒ではないバラ疹もあるので、注意が必要になってきます。赤い発疹に気づいて心配に思っている人も多いのではないでしょうか。

ここでは、梅毒性バラ疹の特徴と似ている皮疹について説明していきます。

バラ疹とは?

梅毒性バラ疹とは、梅毒のステージ(病期)である第2期にあらわれる特徴的な赤い発疹です。

特徴

痛みやかゆみを伴わない、バラの花弁に似た薄いピンク色・赤色や暗赤色の小さい発疹(0.5~2cmほど)です。
発疹は、いつの間にかなくなり、またあらわれるのを繰り返したり、自然消滅したりします。

※バラ疹は自然に消滅(消失)しますが、梅毒が治ったわけではないので注意してください。

好発部位はどこ?

身体のどこにでもできますが、好発部位という場所もあります。

好発部位

バラ疹の好発部位は、体幹部(胴体)の他に、腕・脚・顔・頭などです。

※湿疹ができにくいとされる、手のひらや足の裏、また口腔内(口の中)にもできます。

第2期の他の症状

梅毒性バラ疹の症状は、梅毒の第2期にあらわれます。
第2期とは、梅毒に感染してから3ヶ月後くらいを指し、第1期の梅毒を放置していた・気づかなかったなどの時に起こる症状です。この第2期では既に梅毒の原因菌の梅毒トレポネーマが全身に広がっています。ゴム腫など重篤な症状がおこる治りづらい第3期に進行してしまわないようにしましょう。

第2期に起こるバラ疹以外の症状について説明していきます。

梅毒性丘疹

バラ疹が消失した後にできる発疹です。丘疹ができる部位はバラ疹と同様です。丘疹は皮膚より少し盛り上がっており、大きさはバラ疹よりはやや小さめ(1cmほど)。触れるとしこりのようにコリコリしています。

扁平コンジローマ

丘疹が男性器・女性器、肛門周辺・腋窩部(脇の下)・女性の場合乳房の下などの湿気が多いところに発症したものを指します。コンジローマの形はえんどう豆に似ており、分泌物を分泌します。この分泌物には、原因菌である梅毒トレポネーマが多く潜んでいます。つまり感染力が強い状態で、人に移す可能性が高いです。感染拡大を起こしやすく、感染経路になることから危険な状態です。

梅毒性乾癬

手のひらや足の裏などのバラ疹、丘疹のできた後の角質にできます。掻くことで、フケのように皮膚が落屑します。

その他…全身症状

発熱・全身のリンパ節の腫脹・倦怠感・食欲不振・脱毛などが挙げられます。

似ている発疹について

梅毒性バラ疹ととても似ている発疹をご紹介します。

ジベルばら色粃糠疹

「じべるばらいろひこうしん」と読みます。何らのウイルスが関係していると言われていますが、原因は不明です。かゆみを伴うこともあり、好発部位は、胴体で顔や頭部・手足には出ません。季節的に春と秋に多いようです。

専門家である医師が視診によって判断すれば、梅毒性バラ疹とジベルばら色粃糠疹の区別はできますし、血液検査によって確定診断も可能なので専門の医療機関への受診をおすすめします。

早期検査・早期治療を!

梅毒が疑われた場合には、正しい検査方法で診断を受け、早期に治療方法を開始することが重要です。梅毒は近年日本で増加中の性病(性感染症)です。
もし、なにか心配なことや不安に思うことがあった場合には、速やかに病院・クリニックなどの専門医療機関を受診してください。
診療する診療科は、皮膚科・性病科だけでなく、男性の場合には泌尿器科・女性の場合には婦人科もあります。

正しい検査の期間

梅毒には、他の感染症よりも長い潜伏期間があり、正しい時期に検査を受けないと陰性反応や偽陽性反応が出てしまうことがあります。

こちらの記事には、梅毒の正しい検査可能な期間が解説してありますので参考にしてください。
梅毒の検査はすぐできない!必要な期間と判定方法とは

血液検査で判定します

梅毒の検査は採血による血液検査を行います。最近人気がある通販などの郵送でできる性病検査キットでも可能ですが、もし陽性反応が出た場合には早期治療を行うことが重要なので、医療期間で検査を行うことを検討してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事には、梅毒の血液検査の判定方法について詳しく解説してありますので参考にしてください。
梅毒の血液検査ってなにがあるの!?2種類の方法と内容について

まとめ

梅毒に感染していても、気が付かないで放置している方や初期の治療で中断してしまった方は、梅毒性バラ疹があらわれて慌てて病院へ、ということも少なくありません。梅毒患者数は増加傾向にあり、昔の病ではなくなりました。
アナルセックス・オーラルセックスを含むあらゆる性交渉が感染源となります。また、梅毒感染者のHIV感染症との重複感染も問題視されています。
なにか異常があると感じた場合には、病院に行くようにしてくださいね。

梅毒の初期症状についてはこちらの記事に詳しく解説していますので、参考にしてください。
梅毒の初期症状とは?気になる特徴について

まずは専門医に相談を

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メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎