梅毒に感染して熱が出ている時に!あなたの症状からみた病期と進行度

梅毒に感染していて熱が出た!

梅毒に感染している状態で発熱した、梅毒陽性反応後に高熱が出た、という場合ご自分の発熱症状がどうして起きているのか不安になってしまいますよね。

ですが、梅毒の発熱症状は病期を判断できる基準にもなり、正しく治療を行っているからこそ起こるということでもあります。

ここでは、梅毒で熱が出る時の特徴や、梅毒を薬物療法によって治療している時に起こり得る身体の反応について、また熱の対処方法なども説明しています。

どんな部位に症状が出ているのか

梅毒による発熱の症状は、患部や感染箇所が熱を持つというよりも、全身が熱を持つような発熱が起こるといったイメージです。つまり、全身症状の発熱になります。

梅毒の第2期では、原因菌である病原体の梅毒トレポネーマが全身症状を起こし、皮膚病変や発熱などの症状が現れます。

第2期に発熱する

第1期では発熱の症状はほとんど出ませんが、感染後3ヶ月から3年頃の第2期になると、発熱するようになります。

第2期には、発熱と同時に、全身の倦怠感やのどの痛み・関節痛といった症状も現れます。しかし、これらの症状は風邪など他の病気でも現れる症状なので、この症状だけで梅毒だと判断するのは難しいです。

発熱以外の症状に注目

第2期になると発熱だけではなく、バラ疹という梅毒感染者の特徴的な全身の皮膚・粘膜の発疹や、バラ疹が治まった後にできる丘疹などの症状も合わせて発症します。
突然、高熱が出た場合や何度も高熱が出るといった場合には、これらの症状に覚えが無いか思い返し、心当たりがある場合には梅毒を疑うことがあります。

熱がひどい場合には、どんな行動をすべきか

梅毒に感染している時に発熱した場合、病期が第2期まで進行している可能性が高いです。

梅毒は第3期、第4期まで病期が進行すると、命に関わる危険性もあります。
かつては完治しない病気と恐れられていた梅毒ですが、近年では第2期までに治療をすればほぼ確実に完治させることも可能なので、発熱症状が起こった時には、すぐに病院に行って検査を受け治療方法を開始することが一般的です。

発熱時の対処方法

発熱が起こった場合には、応急処置として首(頸部)や太ももの付け根(ソケイ部)といった太い動脈が通っている部位を冷やす「クーリング」を行うことで熱を抑え、苦痛を和らげる効果があります。

発熱中は汗の量が増えて、体内から急速に水分や塩分が失われていきます。スポーツドリンクや経口保水液を摂取し、体内で失われた水分や塩分を補うことが重要です。水分補給が十分にできていないと脱水症状や熱中症を起こす危険性が高まります。

こんな時は病院へ

あまりに高熱の場合には、生殖器官や脳に悪影響や後遺症を及ぼす危険性があります。
熱が下がらない、40度以上の発熱が続くといった場合には、病院に行き医師の診察を受けましょう。

腫れたり、熱が出たりするのは2期目

梅毒で全身症状が現れるのは第2期と呼ばれる病期からです。

発熱が起こりやすいのは第2期から

梅毒の病期(ステージ)の第2期とは、梅毒感染から3カ月後より3年以内の期間を指し、この期間で起こる発熱は、熱が上がったり下がったり不規則に起こるため、風邪など他の病気の症状と判断しづらいという特徴があります。

第1期では発熱の症状はほとんど現れないため、もし、第1期の期間で高熱が起こった場合には別の病気や性感染症を疑いましょう。

2期に突入すると発熱以外の症状も起こる

第2期には、発熱や倦怠感といった全身症状以外に、感染部位以外に起こる発疹などの症状が現れます。また、第2期には感染力が高まるので注意が必要です。

第2期の特徴的な症状のバラ疹について詳しく書いていますので、こちらを参考にしてください。
梅毒のバラ疹ってなに?特徴的な症状について解説します。

抗生物質を服用した後に!

梅毒に感染しているときの発熱は、病期によるものと抗生物質での治療によるものの2パターンに分けられます。

梅毒には、病期の進行が原因の発熱以外にも高熱が出るタイミングがあり、そのタイミングは、梅毒を治療するためにペニシリンなどの抗生物質を服用し始めてから数日後になります。

梅毒は病期によって異なる治療薬、ペニシリンなどの抗生物質を服用する薬物療法で治療を行います。
抗生物質を服用した数時間後から数日の間にヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応と呼ばれる現象が起こるケースがあります。

ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応

ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応は、体内で増殖している梅毒トレポネーマがペニシリンなどの抗生物質によって一気に死滅し、そこから発生する物質によって起こる現象です。39度近い高熱や、倦怠感、頭痛や寒気(悪寒)といった症状が発生しますが、大抵の場合24時間以内には治まります。

どの病期での治療で発生する?

ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応はどの病期で抗生物質投与を行っても発生するといわれています。特に、第1、第2期での発生が多く、第2期での治療ではおよそ5割以上という非常に高い確率で発熱が起こります。

しかし、1日以上高熱が続く場合には、なにか体内で異変が起こっているか、もしくは別の病気にかかっている可能性もあるため医師に状況を説明し、診断してもらってください。

原因を突き止めるためには

何が原因で発熱が起こっているかは、ご自身の病気の進行度や治療法の状態によって異なります。

発熱の理由が分からないという場合には、他の病気にかかっている可能性も否定できません。自己判断で発熱を放置してしまうことは危険なので避けてください。

少しでも不安に感じたら治療をしている病院で発熱の症状を説明し、原因が何なのか、このまま発熱が続いても問題ないのかなどを確認するようにしてください。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎