ヘルペスになったら病院へ!診療科と検査について徹底解説します!

ヘルペスになったら病院へ

「ヘルペスになってしまった……」という方や「ヘルペスかもしれない」という方は、病院に行くべきか行くならどこの診療科に行けばいいのか、わからない方も多いかもしれません。

また病院に行ったらどんな検査をするのかについて不安に思う方も多いでしょう。

ここでは、ヘルペスになったら病院に行った方が良い理由と、感染部位別に診療してもらえる診療科について、また気になる検査などを詳しく説明しています。

目次

1.ヘルペスになったら病院に行く理由
2.ヘルペスに感染している部位・症状別の診療科
3.ヘルペスの検査方法について
4.ヘルペス治療は自己判断せずに病院へ

ヘルペスになったら病院に行く理由

病院の待合室

「ヘルペスに感染した」「ヘルペスが再発しそう」という時に、
なぜ病院に行く方が良いのかについて説明していきます。

ヘルペスの治療には抗ウイルス薬!

 
ヘルペスウイルスに感染している場合には、ヘルペスに効果がある薬剤を使用することで、症状が治まるということは、ご存じのはず。

ここでいうヘルペスに効果があるとされる薬剤は、抗ウイルス薬です。
抗ウイルス薬は処方薬で医師の診断の後、処方箋によって調剤薬局で処方される薬剤。発症したヘルペスの種類や部位・症状によって用法・用量などが異なるので、医師の判断で治療薬として処方されます。

自己判断で選んだ市販薬で治そうとしない

市販薬でもヘルペスに効くとされる薬剤はあります。主に口唇ヘルペスに効果がある薬剤が市販薬として販売されています。

しかし、初感染で症状が強く激しいときには、内服薬治療が必要なことがあります。あるいは、ヘルペスだと思っていても異なる皮膚疾患の可能性もあります。
自己判断で市販薬を使用するリスクを考慮すると、医療機関(病院・クリニックなど)に行き、専門家である
医師の判断のもと、正しい治療をすることが大切です。

ただし、口唇ヘルペスなどの目立つ部位にある患部を隠すために、パッチなど美容目的・感染予防目的で使用することは良いでしょう。ヘルペスは水ぶくれの中の浸出液にウイルスが多く潜んでいるので、感染経路を断つためにもいいかもしれません。

処方薬を医師の指示とおりに

処方薬をきちんと出してもらっても、症状が治まった・軽くなったという場合に治療薬が余っていても、服用しないで途中で止めてしまう人が多くいます。処方薬を処方してもらった際には、きちんと飲みきるようにしてください。

このきちんと飲みきるということは、他の感染症についても同様で、原因菌をしっかり駆除や抑制しないまま、中途半端に残してしまうこととなり、再発や悪化、更にはウイルスが薬剤に対して耐性をもってしまう「薬剤耐性菌」の始まりにもつながります。

初感染では激しい痛みも

 
初感染時には、再発時の症状に比べると激しい痛みが伴う場合が多くあります。
ヘルペスウイルスの特性上、市販薬では神経から来る激痛や皮膚の潰瘍による疼痛(とうつう)を緩和することが難しいケースもあります。

病院やクリニックでは軟膏や痛み止めを処方してもらえる

病院やクリニックなどに行くことで、痛みに効果が期待される「鎮痛剤」や炎症症状を抑える「軟膏・クリーム」を処方してもらえます。

市販薬を使用する場合、専門的な知識が持ち合わせていないとヘルペスの症状を悪化させる成分が含まれているものを選んでしまう恐れも。
それに対し、処方される薬剤は市販のものに比べて成分が強力であったり、成分の含有量が多かったり、効き目が確かです。

ヘルペスに感染している部位、症状別の診療科

医師から説明を受ける男性

ヘルペスに感染している部位や症状によって、診療科はどこを受診したらいいのかと迷う方も少なくありません。

ここでは、部位別で診療科をご紹介していきます。

口唇ヘルペス

口や唇周辺にヘルペスができる口唇ヘルペス。

口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)に感染することで発症します。この口唇ヘルペスには、皮膚科を受診することが一般的。口唇ヘルペスは皮膚病変に含まれるので、皮膚科と覚えておくと良いでしょう。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)に感染することで発症します。性器周辺・肛門周囲・お尻・大腿部など下半身に発症します。

男性の場合

男性の場合には、泌尿器科や性病科を受診することが一般的。
ペニス(亀頭・包皮を含む陰茎)や玉袋だけでなく、肛門周囲なども、泌尿器科や性病科で診察してもらえます。

ご存じではない方もいらっしゃるかもしれませんが、性器ヘルペスは性感染症(性病)の一つ。性病科で診断してもらうことは、専門家に診察してもらえることになり、他の性感染症の疑いがある場合にも対応してもらうことができます。

女性の場合

女性の場合も泌尿器科で診断してもらえますが、少し恥ずかしいと感じる方も多く、婦人科が一般的に。婦人科ではその他の性感染症についても対応可能な場合が多くなっています。

口腔内・咽頭のヘルペス

口腔内のヘルペスの場合


口腔内のヘルペスには、口腔外科で主に診察が可能になっています。口蓋にできてしまった重症化しているヘルペスにも対応してもらえますし、専門診療科ならではの安心感があります。

咽頭ヘルペスの場合

咽頭のヘルペスには、内科や耳鼻咽喉科で対応可能です。咽頭にヘルペスのような潰瘍ができてしまうと、発熱を伴う・リンパ節の腫れなどの全身症状が発症することがあるので、内科で診察してもらうことが一般的になっています。喉の症状が強い場合には、耳鼻咽喉科で、専門的に診察してもらうのもおすすめです。

帯状疱疹

帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスに感染することで発症します。

帯状疱疹は主に、皮膚科・内科で診察してもらえます。また。帯状疱疹や帯状疱疹後に伴う痛みに関しては、神経科や麻酔科・ペインクリニックなどで対応が可能です。

角膜ヘルペス

角膜ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型に感染することによって発症します。
角膜や網膜などに病変ができるので、眼科が専門科になります。

ヘルペスの検査方法について

検査風景

ヘルペスの診断には、特徴的な症状・水ぶくれや潰瘍などによって視診で行う医師もいます。ここでは、単純ヘルペスウイルスの場合に行われる検査について詳しく解説していきます。

血液検査について

ウイルスに感染すると人間の体内には抗体というものが作られます。血液検査をすると抗体の量や種類がわかり、診断の手がかりに。血液を少量採血するのみなので、痛みは通常の採血と変わりはありません。アルコールで皮膚を消毒後、静脈より採血します。

なにを調べるのか?

初感染の場合・またはヘルペスを疑う場合には、血液中の単純ヘルペスIgM抗体を測定します。また、感染後時間が経過している場合である“再発”の可能性が高い場合には、補体結合反応というCF法で抗体価を調べます。

通販キット検査という方法も

最近では、郵送や通販での性病検査キットという方法も増えてきています。自分で少量の血液を検査キットの容器などに入れて郵送し、結果がメールや郵便で戻ってくるという方法です。この方法は病院・クリニックなどの医療機関へ行かずとも、検査が受けられる手軽さから利用する方も多くなっています。

ですが、特にヘルペスのように症状が悪化するのが早かったり、痛みが強かったりする疾患の場合には、やはり医療機関で早め早めの診察・治療を行うことが重要です。

ヘルペス治療は自己判断せずに病院へ

ヘルペスは一度感染してしまうと、再発を繰り返したり、何度も症状に悩まされたりなど、つらい思いをすることが多い疾患です。

繰り返すことが多い疾患だからこそ、かかりつけの医師を決めておくのもいいかもしれません。

市販薬で手軽に治そうとすることも、忙しい方々にとっては仕方のないことですが、市販薬ではなかなか治すことが難しいのも事実。忙しい時間の中でも、病院に行くという選択肢を選ぶことをおすすめします。早期発見・早期治療が、性器ヘルペスを含め性感染症には大切です。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎