ヘルペスの予防方法を知りたい!感染しない・させないためにできること

ヘルペスの予防方法は?

ヘルペスは、原因とされるウイルスが感染している粘膜やウイルスを含んだ体液に触れることで、感染拡大していくタイプのウイルス感染症です。
ヘルペスは比較的、感染者数も多く一般的な疾患です。感染力が高いウイルスなので、完璧な予防策・予防方法を行うことは難しいかもしれませんが、日常生活のちょっとした改善で感染リスクを減らし、再発の予防にもなります。

ここでは、
性器ヘルペスの予防策や、自らが感染源にならないために気を付けたいポイントなどについて詳しく説明しています。

予防法は何があるのか?

性器ヘルペスという性感染症は、単純ヘルペスウイルス2型という原因菌に感染することで発症します。

ヘルペスウイルスは一度感染すると神経細胞の奥深くに定着するため、現代の医学でも完全に体内から駆除することは不可能です。そのため、症状が無くなり治ったと思っても、免疫力が低下してくると症状が表れ、再発することがあります。

しかし、完治させることができない病気といっても治療をしっかりと行い、ウイルスの数を減らしたうえで、ヘルペスウイルスが増殖しづらい身体を保つことで、症状を再発させないまま生活することは十分に可能になっています。

性器ヘルペスは、感染者の患部や粘膜に触れることで感染する粘膜感染が原因のほとんどです。

コンドームでも完全には防げない

粘膜感染が原因になるので、性交渉の時に触れ合う部分、性器の粘膜が感染経路となります。この性器感染はコンドームの着用を徹底することで感染率を低下させることができます。

しかし、コンドームに覆われていない部分の皮膚表面に症状が発症している場合には、その感染部位と粘膜が触れることで接触感染するという感染経路ついては、コンドームで防ぎきれません。

つまり、コンドームを着用していてもヘルペスに感染する危険性があるということです。

感染させないためにすること

自分が性器ヘルペスに感染している場合には、症状を抑え再発を予防することが重要です。
また、自分を感染源として感染拡大させないことも大切になってきます。

症状が出ている時は性行為を行わない

ヘルペスは体内でウイルスが活発に活動し、その数を増やすことで水ぶくれや発疹のような症状が現れます。この時、患部の傷や体液には沢山のウイルスが潜んでいるため、粘膜や皮膚にできている傷などが接触することでヘルペスをうつしてしまう可能性が高まります。

治療中でも、症状が出ている場合には、コンドームを使用したとしても性行為は避けましょう。通常の性行為だけではなく、オーラルセックスや風俗店の利用もNGです。

性交渉は、専門家である医師の許可を得てから行うようにしてください。

兆候に気付けるようにしておく

ヘルペスは再発した時の症状が初感染よりも軽くなる傾向にあり、気付きづらいことを覚えておいてください。
再発する時には、性器にヒリヒリした感触むずむずとした痒みなどの兆候が現れるケースが多いので、このような兆候を把握しておきましょう。

水ぶくれをつぶさないようにする

ヘルペスの症状の水ぶくれは破いてしまうと、中からヘルペスウイルスが詰まった分泌液が漏れ出てきます。この分泌液により、ヘルペスの感染リスクが高まるだけでなく、傷口から雑菌が浸入し症状が悪化する危険性も高まります。

再発抑制療法を検討する

ヘルペスが頻繁に再発してしまう人は、「再発抑制療法」という治療方法が効果的だとされています。この治療法は薬物療法で、抗ヘルペスウイルス薬を毎日服用し、体内でのウイルス増殖を抑制し、再発を予防する療法です。医師に相談することをおすすめします。

自分がうつされないためには

もし自分の家族やパートナーがヘルペスに感染してしまっている場合、もちろん本人の再発防止や感染拡大への努力は最も大切です。しかし、お互いに気持ちよく過ごすためにはうつされない努力というのも欠かすことのできないポイントとなるのです。

規則正しい生活で免疫力を高く保つ

ヘルペスウイルスは免疫力が低い人ほど感染や再発を起こしやすい傾向にあります。

人は不規則な生活・暴飲暴食・ストレスなどによって、体内のホルモンバランスが崩れると免疫力が低下し、体が疲れやすく、また病気になりやすくなります。免疫力が低下した状態でウイルスに触れてしまうと普段よりも感染するリスクが高まるので、毎日バランスの良い食事と適度な睡眠や運動を行い、免疫力(抵抗力)の高い健康的な体作りをしていきましょう。

口唇ヘルペスについて

原因はなにか?

性感染症である性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルス2型が感染原因のウイルスで、口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型というウイルスによって感染します。型は違いますが、口唇ヘルペスも性器ヘルペスと同様に一度感染すると神経細胞に住み着いてしまうため、完璧に治すということは不可能な感染症です。

口唇ヘルペスは主に唇や口の周りに症状が発生します。まず、患部がむずむずとかゆい、違和感を覚えるといった症状が発生し、赤く腫れてきます。そこから数日経つと、腫れた部分に水ぶくれができて、その水ぶくれから出る体液に触れることで感染していきます。

性器への感染も?

今までは、口唇ヘルペスの原因菌である単純ヘルペスウイルス1型は唇周辺への感染だけだと考えられていました。しかし、最近ではオーラルセックスなどの性行為の多様化により、性器にも単純ヘルペスウイルス1型が感染するというケースも増えてきています。

口唇ヘルペスも患部の分泌液や粘膜が接触することで感染するので、口唇ヘルペスを発症している相手とはキスやオーラルセックスをしないようにしましょう。

まとめ

ヘルペスは一度感染してしまうと、体内からヘルペスウイルスを完全に除去することができない感染症です。だからこそ、日ごろの予防や再発防止に十分な注意を払い、できるだけ感染リスクを下げられるようにしておきましょう。

水ぶくれができた、なにか違和感があるなどの場合には放置せず、病院・クリニックなどの医療機関で、医師の検査・診察を受けるようにしてください。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎