痛い・痒い・腫れている・赤い?包皮が炎症を起こす病気は性病だけじゃない!

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男性の中には亀頭や包皮の痛み、痒み、腫れ、赤くなるなどの亀頭炎を経験したことのある人も多いのではないでしょうか。
しかし、風邪や腹痛などとは違い性器が炎症を起こした場合は性感染症を疑ってしまい、不安な気持ちになることも多いかと思います。
ここでは、症状として炎症を引き起こす病気についての理解を深めていき、その中でも亀頭包皮炎についてご紹介していきます。
亀頭包皮炎を引き起こす原因などを知ることによって、ツライ炎症症状を治し、繰り返さないための治療法について、考えていきたいと思います。

炎症を引き起こす病気『まとめ』

亀頭包皮炎

亀頭と包皮にできた傷や亀頭と包皮の隙間に細菌が侵入し、その細菌が繁殖してしまうことにより炎症を引き起こす病気です。亀頭や包皮(陰茎)が赤く腫れ、膿が出てくるなどの症状が起こります。また、排尿時に痛みを感じることがあります。

尖圭コンジローマ

亀頭・包皮・陰嚢部分などに炎症を引き起こす病気です。カルフラワー状や鶏のイサカ状といわれる形状のぶつぶつした腫瘤が見られることが特徴です。ぶつぶつが全体的にでき、広がっていきます。このぶつぶつは肛門や肛門周辺、または尿道口付近にできることがあります。

淋病

 
淋菌という細菌により感染してしまう病気です。感染してしまうと、ドロドロとした膿が多く排出される・排尿痛を伴うなどの炎症症状が現れます。

亀頭包皮炎とは

亀頭包皮炎とは、亀頭や包皮にできた傷、亀頭と包皮の隙間に細菌が侵入し・繁殖していくことによって引き起こされる病気です。亀頭や包皮が赤くなり、腫れてしまい、排尿時などに痛みを伴うなどの症状が現れます。

亀頭包皮炎の特徴

亀頭包皮炎は亀頭や包皮などに赤くなる、ただれる、軽い痛み、痒みなどの症状を伴う炎症を引き起こします。
炎症を引き起こした細菌が雑菌や淋菌の場合には、亀頭の部分の冠状溝から包皮にかけての部分が赤く腫れ、黄色いドロドロとした膿が出てくることがあります。さらに、侵入した菌がカンジダ性の菌の場合には、冠状溝から包皮にかけて赤みを伴い、また白いカスのようなものが溜まり、かゆみなどの炎症を引き起こします。カンジダ菌の場合は菌が繁殖しやすい環境が整っている場合、感染から数時間で炎症を引き起こすこともあります。
亀頭包皮炎は症状が目にも見える状態であり明確であるといえます。泌尿器科や性病科など専門の医療機関で、医師の視診により目で見て判断されます。ただし、再発しやすい病気なので、再発を繰り返す場合には、皮膚や膿の顕微鏡検査や培養検査などが行われる場合もあります。

亀頭包皮炎になるさまざまな因子

亀頭包皮炎はカンジダ性の亀頭包皮炎と細菌性の亀頭包皮炎がありますが、これらの包皮炎になりやすい人にはさまざまな因子があると言われています。

■包茎

包茎の人は細菌が繁殖しやすい環境にあるといえます。尿が亀頭と包皮の間に溜まってしまうこと、恥垢が溜まりやすいことなどが挙げられます。また、亀頭と包皮が密着していることによって、通気性が悪く湿った状態であることと、体温により細菌が繁殖しやすい適温であることがいえます。

そして慢性的に炎症を繰り返してしまうことで、ひどい場合には閉塞性乾燥性亀頭炎になることもあります。この場合、亀頭部分の先端の包皮の伸縮性が無くなっていき、皮膚が白く硬くなってきます。
閉塞性乾燥性亀頭炎は包茎の人がなりやすいと言われていますが、そうでない方でもなることがあります。事前の予防法として包茎治療もそうですが、なってしまった場合は治療法として手術が必要になってくることもありますので注意が必要です。

■不衛生

不衛生な状態ではさまざまな病気をひきおこしてしまいます。性器や性器周辺を不潔にすることにより、溜まってしまった老廃物や付着した尿などで、細菌やカビは繁殖しやすい状態になります。また、性器を不潔な手指などで触ることによって、細菌を付着させ、炎症を引き起こす原因にもなります。下着などの身に付けるものについても、洗濯をするなどして、清潔な状態を保つことが大切になってきます。

■性行為(性交渉)や自慰行為

激しい性行為や自慰行為なども亀頭包皮炎を誘引する因子となります。
このような激しい行為によって亀頭部や亀頭表面に傷ができやすく、そこから細菌やカビなどに感染する可能性が高まります。感染してしまうと炎症が引き起こされるのです。

■洗いすぎ

亀頭部や包皮(陰茎)などの男性器周辺は、他の体の部分よりも皮膚が薄く、弱いとされています。
石鹸やボディソープなどで、こすり洗いをしてしまうと刺激が強すぎたり、常在菌という通常であれば存在する菌までも洗い流してしまう可能性があります。
また、皮膚の持っている自浄作用が行えない状況になってしまうことが考えられています。こすり洗いをすることによって、傷ができてしまい細菌やのうことがあります。

■免疫力の低下

免疫力の低下や糖尿病なども亀頭包皮炎を誘引する因子として挙げられます。
傷がなかなか治らない、化膿しやすい場合などには、これらの因子があることが多いとされています。

炎症を鎮めるには

自己判断や自然治癒を期待することは避け、なるべく早い段階で病院へ行き専門的な治療をすることが必要です。
治療薬として、細菌が原因の場合は抗生物質が含まれる軟膏やクリームを塗布するのが良いとされています。また、カビが原因の場合は、抗真菌薬の軟膏やクリームが有効とされています。症状によってはステロイド軟膏を処方されることがあります。
こういったクリームやステロイド含有の軟膏は処方薬です。必ず、医療機関で医師に処方してもらうようにしてください。

まとめ

陰部に炎症症状が発症した場合、性病以外にも炎症を引き起こす病気はあり、その中でも亀頭包皮炎を発症する男性は多いといわれています。
個人差はありますが、男性の性生活や身体の構造上の問題、衛生面の問題などがあり、原因を理解した予防のための策と、再発を繰り返さないために原因を探り解決へと導くことが大切です。
放置、自己判断は避け、専門の医療機関を受診し、完治するまで治療は継続してくださいね。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎