カンジダ性包皮炎ってどんな症状?その特徴から治療方法まで解説!

カンジダ性包皮炎の症状はどんな症状があるのか

カンジダ性包皮炎は、カンジダ菌というカビの一種が原因となって起こります。発症する原因としては、性行為をしたり、ペニスに傷がついたり、または体の免疫力が低下すると症状が現れます。

男性器に痒み(かゆみ)や軽度の痛みがあったり、亀頭や包皮に白いカスのようなものが出たらカンジダ性包皮炎の可能性があります。

性行為をしなくても包茎などでペニスが不潔になりがちな場合や、疲労や睡眠不足など体力が低下している場合などに、性器に異常が起こることがあります。

ここではカンジダ性包皮炎にかかると、どのような症状が出るのか特徴などについて説明します。

どんな病気?

カンジダ性包皮炎は、ペニスに発症する病気のひとつで、その原因は
カンジダ菌というカビの一種。カンジダ菌は湿気のある温かい場所を好んで生息するため、性器などはカンジダ菌が繁殖するのに最適な場所となります。

常在菌とカンジダ菌のバランスが大切

通常一定のバランスで保たれている、体内の常在菌とカビの仲間であるカンジダ菌(真菌)。このバランスが一定だと健康を保つことができますが、何らかの原因でこれらの菌のバランスが崩れると、カンジダ菌が優位になり症状が出てしまいます。

カンジダ症は、膣カンジダとして女性がかかりやすい病気。とはいえ、男性でも亀頭部分が不潔、または包茎の方は、汚れなどが溜まりやすいために、カンジダに感染してしまうことがあります。

症状はどのような症状が出るのか?

ペニスの痒み

カンジダに感染すると通常とは異なる強い痒みを感じるようになります。

我慢できない痒みであるため、強く掻いてしまうと性器に傷がついて雑菌が混入し、症状が悪化してしまうこともあります。雑菌が原因で炎症が起こると痛みも伴うようになり、細菌性包皮炎とカンジダ性包皮炎の両方を発症する悪循環に繋がります。

軽度の痛み

亀頭(ペニス)部分にヒリヒリとした痛みが現れます。

痒みが強く、患部を掻いてしまうことにより、亀頭部の粘膜が傷ついて炎症などから痛みが現れることも。亀頭部分の皮膚は薄く、敏感なため痒み以外に痛みを感じやすい部分でもあります。

亀頭に白いカスが現れる

カンジダ症にかかると白いカスのようなものが現れるのが特徴。このカスを汚れだと思い、石鹸などできれいに洗いすぎると症状が悪化する可能性があります。

ペニスの赤み

赤くなるのは皮膚に炎症が起こっている可能性が考えられます。

排尿痛

痒みが強いため掻き過ぎてしまうと性器に傷がつき、傷口から雑菌などが侵入することがあります。
雑菌が侵入すると炎症部分が広がり、排尿時に痛みを伴うようになります。

排尿痛があるまま放置しておくと、病状が悪化し尿道炎に進行してしまうこともあります。

カンジダ性包皮炎の主症状

カンジダ性包皮炎では、痒みと痛みなどが主症状になります。
症状のなかでも白いカス状のようなものが確認できたらカンジダ症の可能性が高いといえます。
湿った状態では、このカスがペニスに付着しているように見えます。乾いている状態では、カスが剥がれ落ちるフケのような状態になります。

また、亀頭部や亀頭環状溝に発疹や発赤、びらんや小さな水ぶくれなど見られることもあります。

何が原因で感染するの?

カンジダ菌は性器のほかにも口の中や皮膚などに日常的に存在する常在菌です。

通常の生活では症状を発祥することはなく、疲れや睡眠不足が続いた時、または免疫力が低下した時などに、カンジダ菌の量が増えて病気を引き起こすことがあります。

男性のペニスは女性器と比較して外気に触れることが多いため、カンジダ菌が増殖しにくいですが、自慰行為により性器を傷めてしまった時に、ペニスに傷がつき、傷がついた部分から菌が侵入して感染してしまうことがあります。

包茎の人はリスクが高い

特に包茎の方は、包皮と亀頭の間に垢が溜まって不潔になりやすく、またカンジダ菌が生息・増殖するのに好条件な環境がそろっているので、症状を発症しやすくなります。

カンジダ性包皮炎は性行為によっても感染しますが、日和見感染といって、日常生活で疲労や体力が低下した時などに起こりやすくなります。

治療方法について

カンジダ性包皮炎は、軟膏を塗布することが一般的な治療方法となります。

※細菌性亀頭包皮炎を混合している状態の場合にはこの限りではありません。

病院で処方される治療薬の軟膏には、アスタット軟膏などの抗真菌薬の塗り薬があり、一週間ほどで症状は改善するとされています。抗菌剤の効果が現れない場合には、更に治療が必要になります。

洗い過ぎないことも重要に!

白いカスが出ていると、気になって亀頭まわりを石鹸でしっかり洗い落としたくなりますが、体内に存在する常在菌まで洗い流してしまい、結果的に症状が悪化してしまうことがあるので注意が必要です。

検査方法について

カンジダ性包皮炎に関しては特別な検査を行わず、ペニスの状態を見て診断する視診が一般的です。

何度も再発する場合は原因菌を特定するために培養検査を行うことがあります。亀頭冠状部の周りを太い綿棒で拭い取る検査です。

症状の出る部位範囲

カンジダ性包皮炎はカビの仲間であるカンジダ菌がペニスの亀頭部の皮膚に根をはって増殖していく疾患です。

カンジダ性包皮炎の好発部位

カンジダ性包皮炎は、ペニスでも亀頭と包皮の間に菌が入り込み痒みや炎症などを引き起こします。亀頭冠状溝にも起こりやすいです。

亀頭や包皮などの男性器は皮膚が薄く、性行為や自慰行為など日常生活のなかで傷ついてしまうと、感染・発症しやすくなるので注意が必要です。

似ている症状と注意点

カンジダ性包皮炎はカビの仲間である真菌によって発症しますが、細菌性包皮炎は細菌が原因となって発症します。
カンジダ菌と細菌では菌の種類が異なるため、どちらの菌が原因で起こっているかで使用する薬が異なってきます。

細菌性亀頭包皮炎とカンジダ性亀頭包皮炎

細菌が原因で起こる細菌性亀頭包皮炎では、抗生物質の入った軟膏を使用しますが、カンジダ菌が原因で起こる、カンジダ性亀頭包皮炎は抗真菌薬を用います。

感染している原因菌が異なると治療法に使用する抗生剤や抗菌薬に違いがあります。原因を見極めて正しい治療をするためにも専門家である医師への相談・受診をおすすめします。

まとめ

通常、カンジダ菌は皮膚など身近に生息している菌で病気を起こすことは少ないですが、免疫力が低下した時などに傷口などを介して症状を発症してしまうことがあります。

カンジダ菌に感染・発症しないためには規則正しい日常生活を送り、免疫力を高めておくことが大切ですね。市販薬を使用しての自己治療は症状を悪化させることもありますので、避けた方が無難です。

何か異常を感じるケースや、不安なことがあった場合・包皮炎が疑われる場合には、病院・クリニックなどの医療機関の泌尿器科や性病科などの診療科に行くことが早期治療につながり、つらい症状も早く治まります。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎