亀頭からカスがでる!疑われる原因と対処法とは

亀頭にカス

亀頭からカスが出た時、適切な対処ができないと健康上の大きな問題に発展する恐れがあります。
この記事では亀頭のカスがどのような時に出るのか、性感染症なのかどうか、これを放置するとどのようなことが起きるのかなど、カスの原因別に解説しています。
亀頭に不自然なカスを見つけた時に、その原因の究明と対処が行えるように、自分自身でも把握しておきましょう。

不衛生な環境なのか?

亀頭から出るカスの正体は何なのでしょうか。性病なのかどうかというところも気になるところです。
健康な人が亀頭にカスが溜まっていたら、一番可能性が高いのが精液や尿、汗などが乾燥してできた垢のかたまり、いわゆる恥垢です。

ペニスからは毎日尿が出ますし、自慰をすれば精液も出ます。また、性的な興奮をすると尿道球腺から尿道に尿道球腺液(カウパー腺液)という無色透明で粘性のある弱アルカリ性の液体が分泌されます。
さらにペニスは汗もかきます。これらの液体の中にはタンパク質が多く含まれており、乾いて固まると白や黄色いカスになります。
シャワーを浴びた時に包皮を剥いてしっかりと亀頭周囲を洗わないと、これらはどんどん溜まっていきますので、亀頭にカスとなって現れます。
ペニスをきちんと洗わずに不衛生にしていた包茎や仮性包茎の男性は、カスが貯まりやすくなりますので注意が必要です。

カンジダ症を疑ってみる

きちんとペニスを洗っているのに亀頭にカスが出る場合、ガンジダ症を疑ってみましょう。
カンジダ症は、真菌(カビ)の一種であるカンジダ・アルビカンス(カンジダ菌)が包皮や亀頭の皮膚の中で繁殖することで起ります。

カンジダ菌は温かい湿った場所を好むので、カンジダ症になるのはほとんどが包茎の男性です。カンジタ症では、亀頭周囲に白いカスが付着するようになり、擦るとポロポロと剥がれます。
また亀頭や包皮が赤く腫れるカンジダ性の亀頭包皮炎になることもあります。

そして、男性のカンジダ症の症状は主に以下の3つのパターンがあります。

  • 亀頭の皮膚に赤い斑点が現れるパターン
  • 亀頭環状溝(カリ)の部分に白いカスが溜まるパターン
  • 亀頭の表面が乾燥し、白くパリパリとした感じになるパターン

カンジダ症で出てくるカスはカンジダ菌の体の一部です。

洗ったら一時的にきれいにはなりますが、カンジダ菌の本体は皮膚の中なので、亀頭の表面に出てくるカスを取り除くだけではいつまでも治りません。
逆に洗い過ぎるとカンジダ菌の繁殖を抑制している皮膚に共生中の他の菌を殺してしまい、カンジダ菌の繁殖を促すことにもなりかねません。

カンジダ症は塗り薬でカンジダ菌を殺して治療します。もしカンジダ症の疑いがあるのなら、早めに泌尿器科の受診をして検査をしましょう。

カスの発生を予防するための対処法

亀頭のカスの発生を予防するには、まずは亀頭を清潔に保つことが大切です。洗うだけで精液や尿、尿道球腺液などによるカスは予防できます。

一方で、カンジダ症は洗うだけでは防ぐことはできません。
カンジダ症の原因であるカンジダ菌は、皮膚、口の中、膣粘膜、消化器などいたるところで生きている常在菌です。
健康な状態では問題のない真菌ですが、傷ついた皮膚から侵入したり、免疫力が低下していたり、他の常在菌が存在しなかったりすると爆発的に増えて有害な存在になります。
従って、カンジダ症に感染しやすいのは以下のような時です。

  • 激しい性行為や自慰によってペニスに傷がついた
  • オーラルセックスをした
  • 膣カンジダ症の女性と性交渉した
  • 糖尿病である(糖尿病は免疫力を低下させる)
  • 性交渉のあと、ペニスを長時間洗わずにいた
  • 洗い過ぎた
  • 疲れやストレスで免疫力が低下していた

以上のことから、カンジダ症を防ぐには以下の点に注意して生活をすれば予防につなげることもできます。

  • 不特定多数の相手と激しい性行為をしない
  • オーラルセックスをしない
  • 糖尿病にならないよう摂生した生活を心がける
  • 性交渉のあとは速やかにペニスを洗う
  • 洗いすぎない
  • 疲れやストレスを溜めない

亀頭のカスを放置していると起こること

亀頭のカスが恥垢の場合

亀頭のカスが精液や尿などが固まった恥垢である場合、放置しているとカスの中で雑菌(黄色ブドウ球菌や大腸菌など)が繁殖し、ひどい異臭を放つようになります。
さらに繁殖した菌が皮膚に炎症を引き起こし、亀頭に痒みや痛み、赤み生じさせる亀頭包皮炎になる恐れがあります。

亀頭のカスがカンジダ症の場合

亀頭のカスがカンジダ菌の繁殖によるカンジダ症である場合、放置していると自分の免疫力で自然治癒する場合もあります。
自然治癒しない場合は、亀頭包皮炎に発展したり、尿道でカンジダ菌が繁殖して尿道炎になり、排尿痛を感じるようになることもあります。

亀頭包皮炎がさらに悪化すると

亀頭包皮炎が悪化するとペニスに潰瘍が生じたり、鼠径部(太腿のつけ根)のリンパ節が腫れたり、ひどい時は陰茎がんに発展する恐れもあります。

亀頭にカスを見つけたら速やかに対処を

亀頭に不自然なカスを見つけたら、速やかに原因を特定し、適切な対処をしましょう。
カスだけでなく、亀頭や包皮に腫れや赤みが無いかもチェックすべき点です。
亀頭のカスが洗ってなくなるなら良いですが、何度洗ってもカスがすぐに付くような時はカンジダ症の可能性が高く、速やかに医療機関で検査を行うことをおすすめします。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎