クラミジアの原因はトラコマチスといわれる真性細菌!その特徴とは

クラミジアの原因について解説します

クラミジアの原因となる細菌は、クラミジア・トラコマチスという真性細菌です。クラミジア感染症は、性感染症の中でも1番感染率が高い性病とされています。
それではなぜクラミジア・トラコマチスは感染力が高いのでしょうか。また、この性感染症はどのように感染していくのでしょうか。

ここでは、クラミジアの原因であるクラミジア・トラコマチスも特徴と感染経路についてわかりやすく説明しています。

治療法について知りたい方はこちら
クラミジアの治し方って何があるの!?治療方法とその費用とは

原因菌は何か?

性感染症の中でも患者数が多いクラミジア感染症の原因菌は、クラミジア・トラコマチスという真性細菌です。
感染した宿主の細胞に入り込み、定着・増殖していきます。

真性細菌とは?

真性細菌とは、皆さんにも聞き覚えがある例で挙げると、「大腸菌」も仲間の一つです。細菌やバクテリアともいいます。

実は細菌自体の生命力は弱い

クラミジア・トラコマチスは、感染した宿主の細胞内でしか生存や増殖を行えない、偏性細胞内寄生体という種類の細菌です。つまり、一度体外に出てしまったクラミジア・トラコマチスは生きていけず、自力で感染することもできません。

感染経路はどこから?

クラミジア感染症の感染経路は、粘膜感染することから、あらゆる性行為で感染していきます。
クラミジア・トラコマチスは、体外にでると死滅する細胞。そのため、粘膜から粘膜に移るように感染していくことで、死滅せず細胞に入り込むことができるのです。

「喉」や「性器」などの粘膜

クラミジアの感染部位は「喉」と「性器」がほとんどです。
性交渉で、直接粘膜同士が触れ合う可能性が高い部位が、感染部位になります。

喉の粘膜

喉は口腔内から咽頭まですべてが粘膜。喉に感染することを咽頭感染といいます。咽頭クラミジアの症状は
喉の風邪に似ています。

性器の粘膜

男性の場合は尿道の粘膜、女性の場合は膣内部の粘膜。性器に感染することを
性器感染といい、男性の場合には
尿道炎を起こし、排尿痛・膿が出るなどの症状が発症します。

クラミジアを予防するためのコンドームの着用についてはこちらを参考にしてください。

クラミジアはコンドームで防げる!正しい対策でしっかりと予防する

あらゆる性行為とは?

通常の性行為だけでなく、性交渉は近年多様化しています。
オーラルセックスやアナルセックスなども広まり、クラミジア感染症を始め、さまざまな性感染症が増加しています。

オーラルセックスではクラミジア・トラコマチスに感染している性器から喉へ、また喉から性器へと感染を広げていきます。内臓も粘膜でできているので、アナルセックスの場合<には、 腸にクラミジアが感染してしまうケースもあります。

日常生活では感染しない?

クラミジア感染者との性行為では感染率が50%にもなるとされているほど感染率が高いので、注意が必要ですが、感染ルートは粘膜感染なので、日常生活ではほぼ感染機会はありません。

感染をしない・させないために気を付けなければいけない5つのこと

自分が感染しないために、またパートナーに感染させないために気を付けなければいけないことを見ていきます。

1.コンドームの着用を徹底する

コンドームは避妊具ですが、性感染症の予防にも効果があります。

コンドームを着用していればすべての性病を防ぐことができるというわけではありませんが、クラミジア感染症には、
非常に効果があります

大切なことは、オーラルセックスなど通常の性行為以外の性行為でも着用することです。粘膜に触れる可能性がある行為については、着用を徹底するようにしてください。

2.不特定多数の相手と性行為をしない

不特定多数の相手と性行為をすると、その分感染リスクが高まります。

自分が感染源になっていなくても、不特定多数の内の誰かからうつされてしまえば、気づかぬ内に自らが感染源となる危険性があります。

3.感染症にかかっているときは性行為をしない

性感染症にかかっているときは、性行為はしないようにすることも重要です。

また、性感染症だけでなく風邪などの感染症にかかっているときは、性行為は控えてください。なぜなら身体の免疫力が低下してしまい、さまざまな感染症にかかりやすい状態になっているからです。

4.検査はパートナーにも受けるようにすすめる

もし、クラミジア感染症に感染していることが発覚した場合には、パートナーにも検査を受けることを勧めてあげることも重要です。

自分が感染している場合には、パートナーも感染している可能性が高いです。また、自分が治療を受けて治療してもパートナーが感染したままだと、再感染を起こしてしまい、ピンポン感染してしまうことにもなりかねません。

5.何か異変に気付いたら

ご自身の身体やパートナーの身体に普段と違う何らかの異変に気が付いたら、病院・クリニックなどの医療機関を受診し、専門家である医師に相談・検査することが大切です。

お互いの身体を思いやることが、
感染しない・させないためにも重要なことになります。

まとめ

クラミジア感染症は粘膜感染していく性感染症です。

淋菌感染症や性器ヘルペス感染症など、他の性感染症とも重複感染することも多いので、注意が必要です。なぜなら性感染症は感染ルートが似通っているため、重複感染するケースが多いからです。原因菌が異なると感染しても潜伏期間が異なり自覚症状も変わってきます。何らかの異常がある場合には、医師に相談し、
早期発見・早期検査・早期治療をおこなうことが重要です。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎