クラミジア感染者とのキスが発覚!果たして咽頭感染するのか?

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「キスをした相手がクラミジアに感染していた」というケースは、実際問題として考えられなくはないですよね。クラミジアをはじめとする性感染症(STD)の中には、キスでうつるものもあります。ここでは、キスでうつる可能性がある性感染症についてみていきたいと思います。

クラミジアはキスでもうつる病気という事実

クラミジアとは、クラミジア・トリコマチスという病原体によって感染する性感染症(STD)です。
最近では、10代を含む若い世代の男性・女性ともに感染が広まっており問題となっています。クラミジア・トリコマチスはあらゆる性的行為によって感染します。性交渉・フェラチオなどのオーラルセックス・ディープキスでうつるとされています。
軽いキスではない舌と舌が接触し唾液や口内の粘膜が多く触れ合うディープキスは、「咽頭クラミジア」に感染する可能性が考えられます。特に長い時間触れ合うディープキスは危険なのです。さらに、口内に怪我をした部分・キズがあれば、キスの際に唾液を通してよりクラミジアに感染するといわれています。また、免疫力が低下している場合にも咽頭クラミジアに感染しやすいとされています。
クラミジアは感染していたとしても、自覚症状がほとんどない場合があります。このことから、気づかないうちに自分が感染経路になっている可能性が出てくるのです。

クラミジアが感染しやすい「粘膜」について

性器の粘膜

男性の場合は尿道の粘膜、女性の場合は子宮頸部の粘膜に感染するとされています。感染力が強く、感染率が高くなっています。性器の粘膜を感染から守るためには、コンドームの着用が効果的です。性交渉の時だけ装着するのではなく、オーラルセックスなどの時にも正しく装着することが大切になってきます。

咽頭(のど)の粘膜

喉に感染したクラミジアを咽頭クラミジアといいます。可能性は低いとされていますが、オーラルセックスによって、それぞれの性器から喉に感染すると考えられます。フェラチオによって、男性の尿道から相手の喉に感染することの方が感染率は高いとされています。また、ディープキスのように長時間の粘膜同士の触れ合いも感染の危険性が高くなっています。濃厚で長時間のディープキスには注意が必要です。

直腸・肛門の粘膜

アナルセックスなどを介して直腸・肛門の粘膜に感染する可能性があります。非常にデリケートな部位なので、厳重な注意が必要です。

キスで感染する性感染症

性器ヘルペス・口唇ヘルペス

単純ヘルペスウイルスが性器や口唇(口)に感染することによって起こる性病です。感染した部位に水ぶくれやびらんを起こします。ヘルペスウイルスは皮膚同士での感染も起こります。水ぶくれができる・痛みやかゆみが出るなどの症状が現れるので、気が付きやすい病気です。また、ヘルペスウイルスは一度感染してしまうと、免疫力が低下した時・体力が低下した時などに再発することが多いとされているので、注意が必要です。

咽頭淋病

咽頭淋病は感染患者がオーラルセックスやディープキスをすることにより感染します。女性の喉に淋菌がいる場合、フェラチオによって男性の性器に感染することになります。つまり、不特定多数の人と性的行為を行う性風俗店などで働く女性は、感染率が高いのです。淋菌には薬剤耐性を持つ菌が存在し、治療が困難なことがありますので、注意が必要になってきます。

B型肝炎

B型肝炎は感染力が強いとされています。特に気をつけたいのが血液です。血液の他にも体液によって感染することがあります。特に口腔内にキズがある場合、容易に感染を引き起こすとされています。HIVよりも感染力が高いので、歯ブラシの共用・カミソリの共用は避けてくださいね。

マイコプラズマ感染症・ウレアプラズマ感染症

男性の場合、尿道に違和感や排尿時の痛み、性器からの膿、パンツの染み、性器のかゆみなどの症状が出ます。女性の場合はおりものの量の増加や異臭などの症状を感じる病気です。喉の場合は、咳が頻繁に出ることや喉の違和感、痛みなどの症状が出てきます。性行為だけではなく、キスを通しても感染しやすい感染症です。

キス以外に気を付けることがあるの?

コンドームを正しく装着することが重要です。クラミジアに感染した粘膜や分泌物に触れることで感染が拡大していくからです。また、クラミジア感染は性器から性器以外にも性器から咽頭へ、咽頭から性器へ、咽頭から咽頭の感染など多くの可能性があります。オーラルセックスやアナルセックスをする際にも、衛生面の事を考えてコンドームを装着する必要があります。特に性風俗店での性行為、不特定多数の相手と関係を持つ際には普段以上に気を付けるべきです。

まとめ

クラミジアは性器どうしでの感染のみの病気ととらえられがちですが、キスなどの粘膜が触れ合う行為でも気を付ける必要がある事が分かりました。また、忘れてはならないのはクラミジアだけではなくキスにより感染する恐ろしい性病があるということです。それらの病気を予防するために、不特定多数の相手とのキスやオーラルセックスには注意してください。そして、感染の拡大を防ぐために感染の疑いがある場合は、早めにパートナーと共に医療機関を受診・検査を行い、専門家である医師の判断のもと、完治するまで治療を行なっていってくださいね。

咽頭クラミジアについて詳しくはコチラの記事を参考にしてください

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メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎