クラミジアは再発するのか?治療と原因の観点から解説します。

クラミジアは再発するのか?治療内容と原因の観点から解説します。

日本で感染率が高いとされる、クラミジア感染症は再発するのでしょうか。

性感染症(性病)に感染してしまった場合、再発してしまうのか、完治するのかなど不安に思う方が多いかと思います。
ここでは、クラミジアが再発する病気なのか、再び症状が現れないよう完治させるにはどうしたらいいのかを詳しく解説していきます。

そもそも再発するのか

クラミジア感染症は完治する性病です。

 適切な治療を行い、確認検査によって陰性反応がでて完治したと判断された場合、クラミジアが再発することはありません。
なぜなら「完治」とは体内のクラミジア菌が残らず死滅することを意味しているからです。

再発ではなく再感染

実際には、クラミジアが治ったはずなのに再発したと思う方がいます。
それは、一度症状がなくなって治ったと思っても、また症状があらわれる方がいるからです。

しかし、それは本当に再発なのでしょうか?

再発したと思う方の中には完治したクラミジアが「再発」したのではなく、
そもそも完治していない人や再感染した人がいます。

処方薬を正しく服用していなかった

クラミジアには「ジスロマック」という抗菌剤が一番よく効く治療薬として使用されています。
この抗生物質は1回服用すれば7日間程度効果が持続し、その間に感染者と性行為を行わなければ、クラミジアの原因菌であるクラミジア・トラコマチスを死滅させることができるとされています。

しかし、ジスロマック以外の抗生剤の場合、1週間服用し続けなければならない、など継続的な服用が必要となる薬剤もあります。このような薬剤の場合には、途中で服用をやめてしまうと体内に原因菌が残り、再び症状が現れる原因となるのです。

感染者と性行為を行った

たとえ「ジスロマック」を服用し治療を行っても、治療中や完治後にクラミジア感染している感染者と性交渉を行ってしまうと、再びクラミジアに感染してしまう可能性が高くなります。

さらに、クラミジアは、性器の粘膜を介して感染する性器クラミジアだけではなく、オーラルセックスやディープキスなどによる咽頭感染も多い性感染症です。この咽頭クラミジアは症状が風邪に似ているため、本人も気付かないうちにクラミジアを他者に移してしまっていることが多くあります。

咽頭クラミジアに感染している相手との性交渉では、お互いに気付かないうちに感染拡大させてしまっているケースがあります。

再発しなくなる条件とは?

治療後の確認検査を必ず行う

クラミジアにはジスロマックなどの効果的な抗生物質が存在しますが、それでも確実に病原菌を死滅できるかといえばそうではありません。
クラミジアに対する抗生物質の有効率は、約9割といわれています。1割の確率で正しく服用していても完治しない場合があることを忘れないようにしましょう。

完治しているかどうか判断するための「確認検査」

身体の中にクラミジアの原因菌を残したままで治療を終わらせないためには、治療を行った後の再検査を必ず行うことが重要です。
確認検査は内服を終えてから約2~3週間後に行われます。
その頃になると症状が無くなっているため、再検査をせずに終わらせてしまう人がいます。
クラミジアは確認検査で陰性がでて初めて完治と認められる為、確認検査を受け、完治したのかどうかをしっかりと確認しましょう。

直接的な粘膜の接触を避ける

クラミジアの原因菌である、クラミジア・トラコマチスは細胞の中でしか生きていけない、とても弱いウイルスです。
そのため、感染している粘膜との直接的な接触がなければ、再感染してしまう可能性はほとんどありません。

クラミジアに再び感染しないためには、避妊具(コンドーム)をつけないセックスをしない、オーラルセックスなど粘膜同士の接触を避けることが大切です。

自分自身やパートナーの治療が終わり確認検査を済ませ、お互いにクラミジアが完治したと分かるまではクラミジアの感染経路になる粘膜接触を防ぐようにしてください。

未然に防ぐ方法

完治していれば再発はしない

性病検査でクラミジア陽性反応が出た、感染したと判明した時に適切な診察を受け、
専門家である医師の指示に従った治療を行い、その後の確認検査で陰性反応が出れば完治します。

しかし、治療の過程で症状が治まったからといって自己判断で服薬をやめてしまったり、最終的な確認検査を行わなかったりすると体内に残ったクラミジアの原因菌が増殖し、治まっていた症状が再びあらわれることもあります。

クラミジアに感染した時は、担当医の指示に従って最後まで服薬や治療を行い、確認検査でクラミジアの原因菌が死滅したと確認できるまで病院に通うことが再発を防ぐ方法です。

パートナーも一緒に治療を行う

自分がクラミジアに感染した時期にパートナーと性交渉を行っていたら、そのパートナーにも検査や治療を行ってもらうことが再感染を未然に防ぐ方法です。

自分がクラミジアを完治させていても、パートナーが感染していればその後の性行為で再びクラミジアが感染してしまう可能性があります。特に女性の場合はクラミジア感染の自覚症状がほとんど無いため、お互い気付かないうちに性病を移しあう「ピンポン感染」に陥ってしまうケースもあるのです。

どんなに治療をしてもクラミジアが再発・再感染してしまうという状態にならないためにも、自分がクラミジア感染していた時はパートナーにも検査をお願いし、お互いに完治させてから性行為を行うようにしましょう。

まとめ

男性器やその周辺に異常があるとき、何らかの性感染症の疑いがあるときには、早めに病院・クリニックなどの医療機関で検査・診察を受けることが大切です。
クラミジアはご説明したように完治しますし、再発はしません。もし、再発したと感じることがあった場合には、再感染しているケースが考えられます。
女性の場合、クラミジアは症状が出づらく、放置してしまうと不妊などの後遺症を残してしまうこともあります。パートナー同士で感染が疑われるときは検査・治療を行うことが重要ですね。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎