尿道が腫れて痛いときに考えられる病気と対処法

尿道が痛い

「尿道が痛い・痒い・膿が出る」といった症状を感じ、不安を感じている方は多くなっています。

なかなか周りの人にも言い出しにくい内容なので、ご自身でまずは調べて見たり、様子を見て治るのを待ってみたりする方も多いのではないでしょうか。
しかしこれらの症状が見られる場合には、
早期段階で病院へ行って治療する事が大切だと言われています。

ここでは、尿道(外陰部)に炎症が引き起こされる「尿道炎」について原因・症状・治療法についてご説明しています。疑わしい症状が見られる方は、ご自身の症状と比較してみてくださいね。

尿道が腫れる原因とは

尿道に細菌などが入る事によって引き起こされる病気の一つに「尿道炎」があります。

尿道炎は男性の方が圧倒的にかかりやすいとされており、
その理由は女性は尿道が短く、男性は尿道が長いためとされています。

尿道炎が引き起こされる原因として、性行為によるものであることが殆どですが、
亀頭を始めとする男性器の不衛生や身体の免疫力が低下している場合も感染します。

また膣での性交渉だけではなく、口腔性交(オーラルセックス)や肛門性交(アナルセックス)によって感染することもあります。

性風俗店などへ行き、手による性的行為だけで感染してしまう可能性もあるため、身の周りには原因となるものがたくさん潜んでいるとも考えられるでしょう。

尿道炎の症状と考えられる病気

尿道炎の際には、排尿の際、
尿道口に軽い尿道痛を認めたり、患部に痒みが感じられたりする症状から始まります。

これらの症状が引き起こされる原因としては、クラミジア・淋菌といった細菌が多く、常に体の中にも存在する腸内細菌などから感染する場合があります。

クラミジアについては自覚症状が殆どみられないため、感染した時期が特定出来ないことが多い性感染症(STD)とされています。

症状が進行していくと、尿道から黄色・白色などの膿が排出されたり、頻尿になったりする場合があります。
尿道の炎症部位に膿がかたまり、膿腫を引き起こす場合もあるため、出来るだけ早く治療が必要です。

こちらではクラミジアに関する記事がまとめられています。
クラミジアの教科書のページへ行く

こちらのページでは、淋病に関する記事がまとめられていますので、参考にしてみてください。
淋病の教科書のページへ行く

性感染症以外で尿道炎が考えられる病気

慢性前立腺炎

前立腺炎は、この疾患にかかる男性の中でも、比較的若い世代(特に30~40代)にみられる疾患です。

機械的刺激が原因で起こることが多く、細菌性前立腺炎と無細菌性慢性前立腺炎に分けられます。慢性の場合は症状が軽いため、気づかない人が多くいますが、急性前立腺の場合には症状が出やすいとされています。

膀胱炎

膀胱炎もまた、尿道炎と同じく“尿路感染症”の一つで、尿道よりも腎臓に近い部位での尿路です。

膀胱炎は女性の方がかかりやすいとされていますが、男性でもかかる疾患です。
初期症状で、初期の急性膀胱炎の場合には、自然治癒もありえますが、主に
抗生物質を使用した薬物療法を行います。

検査は痛いのか

病院にもよりますが、今は尿検査によっていくつかの項目について検査する事で、どのような細菌が原因で尿道炎になっているのかを判断することが出来ます。

しかし、
尿道に直接綿棒を入れて膿を取り、細菌の種類を判定する方法を採用している病院もあります。

この手法は普段入らない部分に異物が入るため違和感や痛みを伴います。そのため患者さんの負担を少なくなるようにと、尿検査と医師の診察(視診)による検査で、正確な結果が得られるようにと進歩してきたのです。

このような検査を行なう事によって、一度に複数の細菌が発見される場合もあり、また別の疾患が見つかることもあるそうです。

治療方法とは

治療方法としては、それぞれの細菌に
効果がある抗生物質を数週間投与するものが一般的とされています。

近年、繰り返し服用することで
抗生物質に対する「耐性」を持つ細菌が増えてきているために、医師に適切な薬を処方してもらう必要があります。

また、淋菌による尿道炎の場合は、内服だけでは不十分である場合が多いため、注射法を用いている病院もみられるようです。

自覚症状がなくなったとしても、服用をやめた途端に再発してしまったという話もよくあります。必ず医師に細菌がなくなった事を確認して貰ってから、薬の服用を辞めるようにしてくださいね。

クラミジアの治療方法についてはこちらの記事で紹介しています。
クラミジアの治し方って何があるの!?治療方法とその費用とは

安心できる生活の為に早期発見・早期治療を心がけましょう

「尿道が痛い」時、なかなか病院に行きづらい部分ではありますが、症状が悪化してからの治療だと体へのダメージが大きくなったり、余計治療に時間がかかったりしてしまいます。

加えて大切なのは、性行為が原因である場合には、
パートナーに同じ病気に感染している危険性があります。相手の体の事を思い、パートナーにも受診を促してあげる必要があるでしょう。

性行為以外で尿道炎になる場合も大いに考えられますので、思い当たる症状がある場合は早めに泌尿器科・性病科などの専門病院を受診し早期治療に臨みましょう。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎