男性は必読!!ペニス(陰茎)の病気一覧

ペニスに異常?病気かも…

自分のペニス(男性器)に変化や違和感があった場合、なかなか人に相談しにくいと思います。
また、知識がないことで不安になってしまう、心配してしまう人が多いのではないでしょうか。
ここでは、ペニスの病気とその症状や治療についてご紹介していきます。

陰茎がん

陰茎にできるがんのことをいいます。
陰茎がんは皮膚にできる腫瘍で発生はまれですが、罹患率は60~80代が高くなっています。
陰茎がんの予後は比較的よい方で、転移がない場合の5年後生存率は90%です。

症状

陰茎部の上皮に痛みのない、おできのようなものが出来ます。
腫瘍の好発部位としては亀頭部とされ、進行していくと痛みや出血を伴い、腫瘍が海綿体や尿道にも広がり排尿が困難になることもあります。

検査・診断

診断は視診、触診で可能ですが、尖圭コンジローマとの見極めがつきにくい場合には、生体検査や細胞診検査で確定診断を行う場合もあります。
さらにX線やCT、MRIなどで、他の臓器への転移の有無を調べます。
また、最も転移しやすいとされる鼠径部のリンパ節の触診も重要です。

治療方法

外科療法(手術)

全身麻酔をかけ手術で病変部の切断を行い、リンパ節への転移が疑われる場合には、ソケイ部のリンパ節の摘出も同時に行います。
また腫瘍の切除により陰茎が短くなってしまう場合、性交が難しいとされるときには、形成外科的な手法で人工的な陰茎を形成するオペを行う場合もあります。

放射線療法

初期の陰茎がんが対象となっています。
再発予防のため、オペ後に行われる場合もあります。

化学療法(抗がん剤)

転移のある、進行した陰茎がんが対象です。
再発予防のため、オペ後に行われる場合もあります。

陰茎形成硬結症

ペロニー病、ペイロニー病、パイロニー病とも呼ばれています。
生まれつきの症状ではなく、30~50歳以降の年齢で発症することが多い病気です。
原因は今のところ不明ですが、陰茎の海綿体白膜という場所に、良性の硬いシコリが出来てしまうことがわかっています。

症状

陰茎に触れると、皮膚の中に硬いシコリを感じます。
通常時は、なんの影響もありませんが、勃起時に陰茎が曲がってしまいます。
曲がる角度にもよりますが痛みがある場合もあり、性交渉の時に挿入が難しくなるケースや勃起障害の原因となる場合もあります。
自然に改善する場合もあれば、徐々に悪化する場合もあり個人差があります。

検査・診断

視診、触診で診断が可能です。
超音波検査やMRI検査で、シコリの大きさを確認する場合もあります。

治療

根本的な治療はありませんが、薬物療法(ステロイドの注射あるいは内服、ビタミンE内服、コラーゲン注射、非ステロイド系消炎鎮痛薬の軟膏塗布など)、超音波治療、放射線照射治療があります。
また、性交渉に障害が出て、本人が希望する場合は手術を行うことも可能になっています。

包茎

包茎とは、亀頭が陰茎部を包む皮膚(包皮)に覆われている状態のことをいいます。
包茎が病気か、病気ではないのかの判断は難しいですが、包茎の種類によっては、治療を行った方が良い場合もあります。

種類

仮性包茎

日本人に多く、成人男性のおおよそ60~70%は仮性包茎といわれています。
亀頭部が包皮に覆われていますが、むこうと思ってむくと亀頭が全て露出することができるタイプの包茎です。
仮性包茎は包茎でない人と比べて、陰茎の病気になりやすいと言われることがありますが清潔を保っていれば、健康上の問題はありません。
病気予防だけのために治療を行う必要はありませんが、包茎にコンプレックスがあるなどの病気予防以外の理由で本人が望む場合には、治療を行う方がいい場合もあります。

真性包茎

成人男性の1%前後が真性包茎と言われています。
手で包皮がむけないタイプの包茎です。
皮をむくことができないために清潔が保てず、病気になりやすいので治療をした方が好ましいです。

治療

外科的手術(オペ)で治療します。
手術の様式もいくつかあり、亀頭直下法・背面切開法・クランプ法などがあります。

嵌頓包茎(かんとんほうけい)

成人男性の1%以下とまれなタイプの包茎です。
嵌頓包茎は、包皮口が亀頭の大きさよりも小さく、亀頭全てを露出させることが難しいです。
包皮を無理にむいてしまうと、狭い包皮口が亀頭を締めつけてしまい元に戻らなくなる場合もあります。
最悪の場合、亀頭が壊死してしまう可能性もあるので、自分で包皮をむくことは非常に危険な行為なのです。
万が一、包皮が戻らなくなってしまった場合には、緊急手術が必要です。
包茎だからといって自分でむく行為はリスクが高いので、包茎治療をするこおすすめします。

治療

外科的手術(オペ)で治療します。
仮性包茎同様、術式は亀頭直下法・背面切開法・クランプ法などがあります。

尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となり、性行為によってうつる性感染症の1つです。

症状

亀頭や包皮に大小様々なイボが多数できて、一般的に痛みはなく、つぶすと出血します。
病気が進行するとイボが増殖し、カリフラワー状になり、排尿や射精が困難になる場合もあります。

検査・診断

視診で診断が可能です。
診断困難な例や確定診断には、組織検査や遺伝子検査を行う場合もあります。

治療

電気焼灼や炭酸ガスレーザーによってイボを除去する治療や、液体窒素によってイボを凍結する治療が主になります。
ベセルナクリームや抗がん材入りの軟膏を塗布する治療や、メスを使って切除する治療もあります。
どの治療法でも、イボが全て消えるまでに数週間以上はかかる事が多いです。
また、再発率が高く3ヵ月以内におおよそ30%の人が再発します。
イボが全て消えてから、半年~1年以上1度も再発がなかった場合には、治癒したと考えられます。

亀頭包皮炎

亀頭包皮炎は、亀頭から包皮の部分に炎症が生じる病気です。
包茎の人がなる率が高いため、子どもに多い病気ですが、大人の男性も発症します。

原因

亀頭を覆う包皮の内面に恥垢がたまり、細菌(主にブドウ球菌)に感染する場合が多いです。
淋菌が原因でなる淋菌性亀頭包皮炎などの性感染症や、免疫力の低下で生じやすくなるカビの一種であるカンジダが原因のカンジダ性亀頭包皮炎の場合もあります。

症状

亀頭、包皮部に白っぽい垢が溜まり、炎症を起こして赤く腫れます。
軽い痛みや痒みが現れ、赤いぶつぶつ・ただれて膿が出ることもあります。

検査・診断

視診で診断が可能です。
尿の顕微鏡検査や培養検査などを行う場合もあります。

治療

原因が細菌の細菌性亀頭包皮炎の場合は抗生物質、カンジダ菌の場合は抗真菌剤を塗布します。
症状によってはステロイド剤を使用する場合もあります。
また、清潔の保持が重要ですが強く洗いすぎると症状を悪化する場合があるので、優しく洗うようにしてください。

まとめ

ペニスの病気にはさまざまな種類があります。
ここでご紹介した病気はペニスの病気であり、陰部に異常を起こす疾患として性器ヘルペス症やクラミジア性尿道炎・淋菌性尿道炎・梅毒などの性感染症があることも忘れないでください。
正確な原因や症状、病名が分からないと正しい治療を行うことができません。
もし、自分でなにか症状や違和感があるときには、早めに専門家である泌尿器科や性病科を受診するようにしてくださいね。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎