気になるペニスのかゆみ、原因は性病?

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ペニスのかゆみや赤み、カサカサ、ブツブツに気がついたらどうしますか?
とても大事でデリケートな部分なだけに、とても心配になりますね。なかなか人に話すこともできず、一人で悩んでいませんか?
ここでは、そんなペニスのかゆみが気になる場合に考えられる病気やその原因、治療法などについて説明していきます。

痒みの原因は性病?

ペニスがかゆくなるのにはたくさんの原因があり、その対処法も様々です。場所が場所だけに、もしかして性病(性感染症)ではないかと心配される方も多いのではないかと思います。確かに性病の可能性もありますが、そうでない場合もあります。性行為とは全く関係なく起こるかゆみもあります。
そんな気になるかゆみの原因のうち、主なものを次に挙げてみました。

性病ではないかゆみ1亀頭包皮炎

ペニスのかゆみの中でよく見られるのが亀頭包皮炎です。
カンジダ性亀頭包皮炎と細菌性亀頭包皮炎に分かれますが、成人男性の炎症のほとんどがカンジダ症です。カンジダ菌はカビの仲間です。カビの一種として、白癬菌も挙げられます。
症状としては亀頭部を中心にかゆみがあり、亀頭部の表面がカサカサに乾燥したり赤くなったり、亀頭環状溝(カリ)に白いカスがたまったりするのが特徴的です。性行為でも感染しますが自分の体にも住んでいる常在菌なので性病というわけではありません。
カンジダ菌だけでなく、アレルギーや他の細菌感染も同時に影響してなかなか治りにくいケースもあります。治療方法は薬物療法となり、軟膏やクリームの塗布が主です。

性病ではない痒み2ヒゼンダニ

ヒゼンダニというダニが寄生して非常に強いかゆみを起こす「疥癬」(かいせん)という病気があります。ヒゼンダニは吸血するわけではなく、感染後4~6週間ほどでその糞や抜け殻によるアレルギー反応によってかゆみが起こります。そしてそのかゆみは夜間に特に強くなります。
ヒゼンダニは主に陰部やわきの下、腹部、手首や指の間などを中心としたほぼ全身に寄生しますが、かなり小さく肉眼ではほとんど見えません。症状としては強いかゆみと同時に「丘疹」(赤く盛り上がる)、「疥癬トンネル」(皮膚の下を移動し白っぽい跡を残す)、主に男性の陰部にできる「結節」(しこり)などが挙げられます。
戦後の衛生状態の悪い時期には大流行も見られましたが、最近では減少傾向にあります。
しかし抵抗力の低下した高齢者に、通常では考えられないほどの数のヒゼンダニが寄生する「ノルウェー疥癬」という病態があり、そこから一気に施設や病院で集団感染するケースが今でも時折見られます。ノルウェー疥癬から感染する場合はダニの数が多いため潜伏期間が短く、4~5日で発症します。性病ではありませんが、施設や病院で勤務する職員に感染すると、そこから性行為で感染することもあります。

性病によるかゆみ1伝染性軟属種

伝染性軟属腫は、俗にいう水イボです。ポックスウィルス科のウイルスの感染により発症します。これが性器にできるものを「性器伝染性軟属腫」といい、性交渉で感染するため性病の一種として扱われます。バススポンジやタオルの共有で感染することもあります。子供からの感染も見られます。潜伏期間はまちまちで、2週から長いと半年くらいです。
陰部や恥丘、肛門周囲や太ももの内側に約2~3mmのドーム状で表面の滑らかなイボができ、大き目のものでは中央がくぼんでいます。
もともと皮膚のバリア機能の弱いアトピー性皮膚炎の人や乾燥肌の人に感染しやすく、かゆみが出ることがあります。掻き壊してしまうと内容物が周囲に付着し更に広がるので注意が必要です。
放置していても半年ほどで自然治癒すると言われていますが、治癒までの期間は抵抗力や体質にもより、増えていくようなら治療が必要です。

性病によるかゆみ2性器ヘルペス

性器ヘルペスもかゆみを伴う性病の一つです。性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの感染で起こり、症状がなくなってもウイルスは下半身の神経節に潜伏し、抵抗力が落ちると再発を繰り返します。
感染後2~14日の間に男性は亀頭部や包皮、あるいはペニス全体にかゆみや痛みが出ます。皮膚の内側から感じるようなむずがゆさやチクチク・ヒリヒリした感じ、灼熱感などから症状が始まり、その後水泡やただれをおこし痛みが強くなります。初感染は症状が強く全体的に赤く腫れあがることもあります。症状は肛門 臀部 太ももに出ることもあります。

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かゆみが出る性病の種類と症状とは?男性が注意したい感染症3つ

まとめの文章

ペニスが痒いといっても、その原因は様々です。何かの感染によることが多いのですが、原因菌が一つではなくアレルギーやほかの菌の感染も併せ持っていたり、性病の可能性もあります。
陰部のかゆみに効果がある市販薬も薬局で手に入るようになりましたが、「面倒くさいから」、「恥ずかしいから」、「診断を受けるのが怖いから」などといって自己判断で適当な処置をしていると悪化してしまうこともあります。
かゆみや赤みなど、ペニスに異変を感じた時にはきちんと泌尿器科や性病科などの病院・クリニック等、専門医療機関で検査を受け診断してもらいましょう。
また、ペニスにかゆみの出る病気は治りにくく治癒までに時間のかかるものも多いですが、根気よく治療を続けましょう。
ペニスは敏感で皮膚も弱くデリケートな部分です。性行為 自慰、洗う時なども、普段から傷をつけないように十分注意しましょう。そして常に性器を清潔に保ち、日頃からきちんとした知識を身につけ性生活にも注意しましょう。
また、体の疲れやストレスがたまると皮膚の常在菌の均衡が崩れ皮膚の抵抗力が弱くなるため、ペニスだけでなく全身の皮膚のコンディションが低下します。皮膚の状態を良好に保つにはきちんとした食事や十分な睡眠をとり、ストレス溜めないことも大切です。日常生活を規則正しいものにすることで、免疫力の低下も防ぐことができるので、他の病気にもうつりにくくなるといえるでしょう。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎