淋病の原因とは?感染率の高さから気を付けなければいけない項目

淋病の原因とは

淋病などの性感染症(STD)が日本で増加しているということをご存知でしょうか。淋病を含む性感染症は若い世代に多くなっていることでも注目されています。
ここでは淋病の原因や、ご自身の身を守るためにも気をつけておきたいポイントについてお話していきます。

淋病の感染経路からみる原因

淋病とは、淋疾・淋菌性尿道炎とも呼ばれている病気で、性感染症として有名です。
ナイセリア‐ゴレノア(Neisseria-gonorrhoeae)といい、日本語では淋菌と呼ばれる真正細菌が粘膜から感染し発症します。感染後は3~7日の潜伏期間の後、男性なら尿道炎、女性なら子宮頸管炎や膣炎を発症します。感染経路は、性的接触(性行為・オーラルセックス)を行うことで、粘膜から粘膜へと感染します。

男性に多い感染原因

この病気は男性・女性共ほとんどの場合で性的接触にて感染します。
男性で多い原因としては、不特定多数の女性との性行為、または不特定多数の男性パートナーを持つ女性との性行為が原因となることがあります。特に風俗店などの利用者にも感染者が多くなっています。

そのほか、コンドームを使用しないで性行為を行う人に感染者が目立ちます。100%ではありませんが、コンドームを使用することで性感染症はある程度予防することができます。

感染率が高い理由

不特定多数の相手との性的接触がある人ほど感染率は高くなります。近年では、治療に使われる抗菌薬のペニシリンや、ニューキノロンといった薬剤に対して耐性を持つ淋菌が増加していることも感染率が上昇する原因となってしまっています。そういった中で、治療ができないまま性行為を行う人が感染拡大の一旦を担ってしまっているのが現状です。

また、以前では欧米で多かった疾患なのですが、日本で避妊方法としてピルの服用が一般化してきています。そのため、粘膜での接触の機会が増えたことが感染率の上昇にも関係していると言われています。

感染しないように気を付けなければいけない点

感染しないように気を付けることとして、不特定多数との性的接触を控えるのが最も効果的な方法です。
特定の人が相手の場合は、相手が淋病などの感染症になっていないかなどをお互いが理解し納得した上で、性行為などを行うことが望ましいでしょう。女性の淋病の症状として、黄色帯下(黄色いおりもの)、排尿痛、などがありますので、そのような症状が相手の方にある場合には性交為を控え、医療機関を受診することをおすすめします。

避妊の効果だけならピルは効果がありますが、性感染症を予防する効果は全くありません。そのため、特定の相手であっても、子供を望まないのであれば、コンドームを使用した性行為を行うようにするとよいでしょう。

もし感染してしまった場合には

男性が感染した場合は、自覚症状として、尿道粘膜の発赤・腫脹、膿性分泌物の排出、痛みなどの症状が現れます。
また、尿は膿により濁ったものになります。女性の場合は先述した黄色帯下や排尿痛などがみられる場合がありますが、自覚症状がない場合もあります。
このような症状がご自身や、パートナーに見られる場合は、速やかに医療機関を受診し、検査・治療を行うようにしましょう。

こちらの記事は潜伏期間について記載していますので、変だなと思った方はチェックしてみて下さい。
淋菌の潜伏期間について

診断の方法として、膿性分泌物の顕微鏡検査を行います。
治療には、抗菌薬を使用します。淋病の治療には、パートナーを含めた治療が重要です。
もし、検査で淋病だと診断された場合はパートナーの方にしっかり説明し、治療に協力してもらうようにしましょう。

先述していますが、女性の場合は不妊の原因にもなりますので、今後お子さんを考えている方には特にしっかりと説明を行い、治療を開始してください。
また、症状がある場合は感染が拡大する原因になりますので、絶対に性行為を行わないでください。もし、症状を自覚しながら性行為を行い、相手に感染させた場合は、相手から訴訟を起こされたり、違約金などを支払わなければならない可能性があります。

女性が淋病を発症した場合は、子宮内膜炎や卵巣炎などの原因となり、感染することによって不妊症の大きな原因の一つとなります。そのため、感染させてしまった場合には、大きな責任を問われることとなるのです。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎