淋病の検査について知りたい方へ!事前に知っておきたいコトとは


淋菌感染症は男性の場合、早い段階で症状が出やすい性感染症です。
しかし、初めて性病にかかった人は、性病科と泌尿器科のどちらに行くべきか、どんな検査をするのか、検査結果をどのように見ればいいのか、不安に思っているのではないでしょうか。

検査が不安だからと放置すると、いつまでもつらい症状が治ることはありません。
そのためにも、淋病の検査方法や時期など、検査に関する知識を持って、性病検査を受けることをおすすめします。

検査可能になるのは感染から何日目?

性病やウイルスが原因で起こる感染症には、感染が疑われる行為から実際に検査受けて正しい結果が出るまでの間に、潜伏期間といわれる期間があります。
この潜伏期間の間には、性病検査を受けても検査結果が正しく出ません。それぞれの性病には検査ができるようになる時期「ウインドーピリオド」というものが設定されています。

淋病のウインドーピリオドは性交渉(感染した時)から、約24時間経過後とされており、24時間経過後は、例え症状が出ていなくても、尿検査などで淋菌の有無を調べることができます。
そのため淋病検査は、感染の疑いがあったタイミングから約24時間経過後に受けることがポイントです。

淋病を確認する方法は?

性器の淋菌感染を確認する方法

淋病は男性と女性で初期症状の重さが異なります。

男性の場合

男性の場合、尿道から黄色や緑がかった膿が出て、排尿の際に痛みを感じる、いわゆる排尿痛の症状が発生した場合、問診の段階で淋病である可能性が高いと判断できます。

女性の場合

しかし、女性の場合は初期症状が出づらく、実際に膣分泌物から淋菌が検出されないと淋病であると確認することが難しいとされています。ですが、女性の淋病が全て無症状というわけではありません。
おりものが増える、オリモノが生臭い、膿が混じるといった症状が起こることもあります。これらの症状が現れ、感染したかどうか思い当たる方は、淋病感染を疑いましょう。

咽頭の淋菌感染を確認する方法

咽頭に淋菌が感染する、咽頭淋病は自覚症状があまりないことから、非常に分かりにくい淋菌感染症です。
発熱や痛みなどもほとんどないため、性器淋病は治療しても、咽頭淋病には気付かないまま放置してしまうケースがあります。

咽頭淋病の初期症状は風邪に似ているため、なかなか咽頭の淋病検査までする方はいないといわれています。
性器淋病にかかってしまったら、咽頭淋病もセットで検査するようにしましょう。

検査内容の詳細

淋菌PCR法

淋病の検査は核酸増幅検査法と呼ばれる検査の方法が使用されます。PCR法は核酸増幅検査法の一つで、非常に精度の高い検査方法です。

この検査方法は、淋菌のDNAが極僅かにしか検出されなくても、それを人工的に増幅することで高感度の検査を可能にしています。たとえ淋菌が増殖する前で菌の数が少なかったとしても、淋菌の陰性・陽性を的確に判断できます。さらに、淋菌感染症と同時にクラミジア感染症の検査も可能なので、多くの検査機関で取り入れられています。

しかし、このPCR法には咽頭感染の検査ができないというデメリットがあります。咽頭には淋菌と同じナイセリア属の常在菌が住み着いています。この常在菌は淋菌と同じ属性の菌なので、PCR法で検査をすると常在菌にも反応してしまい、偽陽性反応がでることにつながります。

淋菌SDA法

SDA法は、PCR法と同じく核酸増幅検査法の一種です。SDA法は、淋菌が尿道だけではなく、咽頭に感染することが判明し開発された検査方法で、咽頭の淋菌・クラミジア検査に使用されています。

結果の見方を解説します

クリニックや病院などで検査を受けた場合は、診察時に結果を伝えてもらえるので、検査結果の用紙の見方が分からなくてもあまり問題ではないでしょう。

しかし、保健所や通販などの性病検査キット(郵送キット)での検査は自分で検査結果を確認しなければならないので結果の見方を知っておくといいでしょう。

まず、結果用紙には検査項目として、検査を受けた性感染症の病名が記載されます。
その横に、判定結果が記載されているのですが、これは(-)か(+)という表記で記されていることがほとんどです。

よくある勘違いしてしまうケース

勘違いしてしまうケースが、「マイナスと書いてあったから感染しているんだ」と思ってしまうことです。
性病の検査は(-)は陰性、つまり感染していないという意味になります。(+)が陽性、感染しているという結果の表記なので、(+)がある場合には迅速な対応が必要です。

結果が分かるまでの時間はどれくらい?

多くのクリニックや病院では、淋病の検査には即日検査が導入されています。
即日検査を受け付けている医療機関では、検査後、長くても1時間程度で結果出る場合がほとんどです。もちろん混雑具合によっても待ち時間が異なってきますので、時間には余裕を持って受診したほうが良いでしょう。

通販で性病検査キットを購入し自宅検査を行う場合は、結果が送られてくるまで数日から1週間ほど時間がかかります。
検査自体は、男性の場合は尿検査、女性の場合は膣に綿棒のようなもの(スワブ)を挿入して粘膜を採取する膣分泌物検査を用いるため、短時間で行えるでしょう。

まとめ

淋病の検査は、尿検査や膣分泌物検査によって行います。ご紹介した検査方法はかなり精度が高く、正しい結果が導き出されるものばかりです。

もし検査で陽性反応が出てしまった場合には、専門家である医師の指示のもと、完治を目指して正しい治療方法で治療してください。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎