どんな薬を使っているの?淋病に使用される抗生物質治療薬まとめ

淋病の薬

淋病はクラミジアと並ぶ日本で代表的な性病(性感染症)の一つです。男性・女性で症状が異なるだけでなく、自覚症状がないことが多く、気づかないうちにうつされているケースがあります。
もし感染してしまった場合、自然治癒は見込めないので、抗生物質を利用した治療を行うのが一般的となっています。

淋病治療に使われている感染症治療薬

淋菌感染症の治療には抗生物質が使われています。抗生物質は薬局などで市販されておらず、病院(医師)から処方を受ける必要があります。
淋病は淋菌という菌によって感染します。そのため、体内から淋菌がなくなったことを確認しない限り、再発や人にうつすリスクを避けられないのです。自然治癒はあり得ず治療方法として、淋菌を殺菌する市販薬は存在しないため、抗生物質を利用することになるのです。これは症状が無くなった場合でも、また菌が増殖する可能性があるからです。淋菌感染症には淋菌性尿道炎や咽頭感染からおこる咽頭淋菌感染症などいろいろな部位に起こりえます。
症状が無くなるまで抗生物質を飲んだ後に検査を行い、淋菌が検出されなければ完治となります。しっかり完治を目指してください。淋菌が再度検出された場合は検出されなくなるまで治療を受ける必要があるのです。抗生物質は錠剤(内服薬)として処方されるほかにも、注射薬を注射や点滴の形で利用されることがあります。

淋病に効く抗生物質:セフトリアキソン

セフトリアキソンは淋菌だけでなく、ブドウ球菌などにも効果を発揮する抗生物質です。薬剤名はロセフィンで点滴や注射の形で用いられます。淋病の治療に最も利用されている抗生物質として知られており、ジェネリック医薬品の種類も豊富なのが特徴です。

淋病に効く抗生物質:アジスロマイシン

アジスロマインは淋病以外に鼻炎の治療などにも使われる抗生物質です。
感染症による炎症などの治療に使われ、ジスロマックという名称で処方されます。ジスロマックは錠剤で、ジスロマックSRはシロップ型と言う違いがあります。継続して服用しやすいのが特徴といえます。

淋病に効く抗生物質:ニューキノロン

ニューキノロンは種類が多く、様々な感染症の治療薬として使われています。淋病治療に良く用いられるのがグレースビットです。オゼックスが利用されることがあります。ニューキノロンは非常に吸収効率が良いことで知られており、錠剤で処方されます。淋病以外にも膀胱炎の治療などに用いられることもあります。

抗生物質に耐性を持つ菌がある

淋病治療は抗生物質が利用されます。抗生物質や抗菌薬はウィルスや細菌を殺菌する作用があります。しかし、繰り返し抗生物質の治療を受けることで抗生物質に対する耐性を持った菌(スーパー淋菌)が生まれており、状況に応じて抗生物質を使い分ける必要があるのです。

菌が耐性を持つ原因となるのが、感染力の強さと生命力の強さだとされています。生命力が強ければ、抗生物質で殺菌しきれない可能性が出てきます。
殺菌しきれなければ、再度増殖してしまい、より生命力の強い菌が増えていく可能性があるのです。また、感染力が強いため、他の人間にうつりやすく、より強い菌が生き残りやすくなります。
治療が完了しないうちに感染が広まれば、薬に対する耐性を持った菌が増えていく可能性があるのです。
また、男女で自覚症状に違いがあるのもポイントです。自覚症状がない人が多いため、長期間体の中に住み着く場合もあり、薬に対する耐性を獲得しやすくなるのです。風俗などを経由して感染が広まるケースがあり、感染源を特定し辛い場合もあります。潜伏期間があるため根絶が難しい面があるのです。
大切なのは感染を予防することと、他人にうつさないことです。淋病は性行為を通じて感染するため、疑いがある場合や、治療中などの場合は性行為を避ける必要があります。
また、不特定多数の異性と性行為をしている異性を避けることや、コンドームなどを利用して粘膜同士の接触を避けることが大切です。粘膜同士の接触を避ければ淋菌の感染は防げることが多いとされています。
性器だけでなく、口や目、お尻の穴などの粘膜に触れないようにする必要があります。菌が抗生物質に耐性を持っているかどうかは、検査でわかる場合があります。この場合には医師の処方に従って抗生物質を利用し、体内から菌がいなくなるまで治療を続けることになります。耐性があるかわからない菌も数多く存在するため、薬の効き具合を見ながら処方が変わっていく場合があります。複数の抗生物質を組み合わせるなど、工夫をすることで効果が得られる場合もあります。根気よく病院に通い、治療することが大事なのです。

抗生物質に対して耐性がある菌に感染した場合は治療が長引くこともありますが、症状が悪化するリスクや他人に移して自分に戻ってくる場合などもあります。自分が淋病に感染している場合はパートナーも一緒に検査・治療を受けると良いとされています。病気を完全に治して感染しないように、安全を確保することが大切なのです。

まとめ

淋病の治療法として薬物治療で抗生物質が使われますが、市販薬では治療できない点に注意が必要です。
また再発の恐れがあり、他人に移す可能性が残ります。治療を受けて、菌が見つからなくなり、医師に治療が終わったことを告げられて、初めて完治したといえるのです。耐性菌が増えているため、治療が長引くこともありますが、症状の悪化を防ぐために根気よく治療することが大切です。
完治を確認し、病気を持ち込まないように予防することが、自分自信を守るためにも重要なことなのです。

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メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎