淋病の初期症状とは?あなたが感染した時の特徴と判断方法

淋病の初期症状とは?

淋病の初期症状を知っていますか?
淋病やクラミジアなどの性病は感染したかもしれないと思っても、なかなか人には言いづらく相談もしづらいものです。
ですが、何かおかしいと感じる時や思い当たることがある時など、初期症状を知っておくことで、早期検査・早期治療につなげることができます。
ここでは、淋菌に感染したときに起こる初期症状を男性・女性、また部位別にご紹介していきます。

どれくらいで症状が始まるのか?

細菌やウイルスによって引き起こされる感染症には、潜伏期間という症状が発症しない期間があります。
潜伏期間の長さは感染したウイルスの種類によって違いがあり、中には1ヶ月以上症状が発生しない病気もあります。
淋菌感染による淋病にも、発症するまでの潜伏期間が存在します。

では感染してから何日後に症状が出始め、どのように症状が進むのでしょうか。

感染から2〜7日後に

淋菌感染症(淋病)は、一般的に感染から数日~1週間程度で症状があらわれます。
潜伏期間には個人差があり、感染の翌々日頃から強い症状が出る人もいれば、1週間経ってから徐々に症状が重くなる人など、一概に「これが淋病の潜伏期間と発症時期だ」という明確な基準はありません。

しかし、男性の場合はおおよそ1週間以内に何らかの症状を発症するため、少しでも気になる症状があったら病院で検査を受けるようにしましょう。

女性は、男性に比べて潜伏期間や発症時期の特定がしづらいとされています。
女性の淋病で起こる初期症状は男性に比べ軽度で、無症状のまま病状が進行することも多くあるからです。そのため、いつ感染したのか潜伏期間がどれくらいだったのかを調べることは非常に困難です。

初期はどんな症状が起こるのか?

淋菌感染症(淋病)は、男性の方が初期症状に気づきやすい性感染症です。

淋菌性尿道炎

淋病の初期症状は、尿道の炎症によって起こる尿道炎の自覚症状です。尿道から粘性が強く(ドロドロした)黄白色の膿が出る、排尿時に痛みを感じるなどです。こういった症状が発生したケースでは、淋病に感染している可能性が非常に高くなります。

子宮頸管炎

女性は性器感染から子宮頚部にまで、感染が広がると初期症状が出始めます。おりもの(帯下)の異常で、生臭い悪臭を発するようになる、オリモノに黄色や緑白色がかった膿が混ざるようになります。また、痛みというよりも下腹部に違和感を持つようになります。

身体のどこにでるのか?

淋病は、体内の粘膜という部分にしか感染しません。感染しやすい粘膜は性器ですが、それ以外にも人の身体には沢山の粘膜部位が存在します。
そのため、淋病は性器以外にも感染する可能性があります。

いろんな粘膜に感染する

たとえば、感染者とのオーラルセックスなどで口腔内の粘膜に淋菌が感染すると、咽頭感染をおこし咽頭に症状があらわれます。その他にも、淋菌に感染したパートナーの体液が手などに付着していた場合、その手で眼を触ると角膜に感染することもあります。

進行すると他の臓器へ

淋菌は露出している粘膜に感染するだけではありません。性器などから感染した淋菌は上行性感染によって体内に広がり、進行し悪化すると臓器まで浸食していく危険性があります。

男女での違いとは

淋病は、淋菌が性器周辺に感染することによって引き起こされる性感染症です。
この病気は、男女ともに感染する可能性がありますが、感染後はそれぞれ異なった症状が起こります。

異性の淋病がどのような症状を引き起こすのかを知っておくと、パートナーの異変にいち早く気付くことができます。パートナーからの感染を未然に防ぎ、治療を促せるように、男女間の症状の違いについて把握しておきましょう。

男性の場合

男性器感染の初期症状は尿道口からの膿と排泄痛が特徴で、比較的早期に現れます。人によっては感染から数カ月後に発症するなど個人差が大きい傾向にあります。
また、菌が増殖していくと尿道だけではなく性器周辺に痛みやかゆみなどの違和感が出ます。
その後、淋菌が尿道を通り体内に広がると、睾丸が熱を持って腫れ、痛むといった症状が現れる精巣状態炎などを起こします。

淋菌が感染拡大していく過程で、膿や排尿痛などの症状が治まることもありますが、決して治ったわけではなく感染箇所が体内に移っていっただけなので、安易な気持ちで病気を放置しないよう注意してください。

女性の場合

女性は症状がわかりづらく、発見が遅れることが多いことが淋病の特徴でもあります。
感染が広がり悪化していくとおりものの異常だけではなく、不正出血や下腹部痛、性器の痛みやかゆみといった症状が発生することもあります。

しかし、女性はもともと生理痛などで下腹部に痛みを感じることも多く、おりものも体調によって状態が変化するので、なかなか気付かないことが多いようです。

感染が体内に広がり、内性器まで広がる前に早期治療を行うには、わずかなサインを見逃さないことが大切なのです。

共通して起こるものもある

性器以外の部位に感染することによって起こる症状は男性、女性ともに発生する可能性があります。

オーラルセックスや激しいキスによって淋菌が咽頭に感染した場合、喉の痛みや違和感、発熱や倦怠感などの症状が発生します。これらは風邪の初期症状と非常に似ているため、咽頭淋病はなかなか気付きづらく、発見が遅れてしまうケースが多いです。

淋菌が角膜に感染することで起こる淋菌性結膜炎の症状は、眼の充血やかゆみ、目やになどが起こります。目はゴミやバイ菌が入ると似た症状を起こすので、淋病に感染したとは考えない人も多いです。淋菌性結膜炎を放置してしまうと角膜の奥まで淋菌が増殖し、視力の低下や失明といった事態を引き起こす可能性もあります。

まとめ

淋病の症状は性別や感染部位によってさまざまなものがあります。
比較的初期症状がわかりやすい男性の性器感染は治療が速やかに行え、早期治療が実現できますが、女性の感染や咽頭への感染は症状がわかりづらく、発見が遅れることで治療の期間も長期化する傾向にあります。
性交渉による感染の疑いを持ったら、すぐに病院に行って適切な治療を受けるようにしてくださいね。

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メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎