性病別!完治するまでの期間を比較してみた

性病が完治するまでの期間

性病にはどのような病気があるのでしょうか?
淋病が有名ですが、若者中心に多いのが、クラミジアと尖圭コンジローマです。さらに、再発を繰り返す厄介な性器ヘルペスもあります。
「この症状はなんだろう?どれくらいの期間で治るの?」など、完治するまでの期間はそれぞれの性病の種類によって異なります。性病は人に相談しにくく、意外と知らないこと・わからないことが多いのではないでしょうか。
今回は代表的な性病の症状、検査、治療方法や完治するまでの期間をまとめてみました。参考にしてください。

クラミジアが完治するまでの期間

クラミジアは最も多い性感染症とされています。感染すると、軽い排尿痛・尿道の痒み・尿道から透明・乳白色な粘液のような膿が排出されるなどの、尿道炎の症状を引き起こします。
また、精巣上体(副睾丸)に腫れや発熱などの精巣上体炎も併発することがあり、淋病に比べると膿の性状や量、排尿痛などの症状は軽いとされています。そしてクラミジアはクラミジア・トラコマティスという病原菌による性感染症です。

検査は採尿を行い、尿に含まれるクラミジア・トラコマティスのDNAを増幅し、それを検出する方法で行われます。
治療は抗生剤、特にマクロライド系・テトラサイクリン系・ニューキノロン系薬が使用されるのが一般的です。1~2週間程度の服用を行えば治癒することが多いのですが、症状によっては、注射も併用して治療する場合があります。投薬開始2週間後、病原体が陰性になっているかを確認して治療は終了で、完治したと考えられます。ですが、治療終了後、3~4週間後に再度、尿検査を行うことが望ましいとされています。この時に完治していれば、再発の可能性は少ないと考えられてます。

クラミジアについて詳しく知る

淋病の完治するまでの期間

淋病はクラミジアと並んで感染確率や感染頻度が高いとされています。淋病は、淋菌という細菌による感染症です。
症状として、激しい排尿痛・尿道からの膿・尿道のかゆみや不快感などの尿道炎の症状に加え、精巣上体(副睾丸)に腫れ、また発熱などの炎症が起こるとされています。
尿道からの膿は乳白色や黄色で粘り気があり、量が多いのが特徴です。検査は採尿して淋菌培養法や淋菌PCR法(淋菌のDNAを人工的に増幅させる方法)で行われています。治療については抗生剤が用いられ、セフトリアキソン(静脈注射)、スペクチノマイシン(筋肉注射)の単回投与が一般的とされています。また、アジスロマイシンの内服による単回投与も行われています。
再発することが多くありますので、症状が改善したとしても再検査を行い、治癒確認が必要です。1ヶ月後、症状が無くなっていて、尿検査で淋菌の消滅が確認された場合、完治したものと判断されています。

淋病について詳しく知る

尖圭コンジローマが完治するまで

尖圭コンジローマは感染すると、尖った乳頭状またはトサカ状の硬いぶつぶつが、陰茎の亀頭、冠状溝、包皮、陰嚢、肛門周囲にできます。ほとんどの場合で痛みを感じないため、特に自覚症状はありませんが、下着に擦れて出血しやすく、その場合痛みが生じることがあります。
尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)による性感染症です。特に包茎の人に感染率が高いとされています。検査は視診でも可能ですが、病変部位を綿棒で拭って、HPVに感染しているかどうかを判定する病理学的検査(細胞診)によって確定診断がなされます。

治療はぶつぶつ(イボ)の外科的切除が一般的とされ、電気メスやCO2レーザーによる焼灼、液体窒素による凍結法などが行われています。また、薬物療法として軟膏を塗布する方法もありますが、正常な皮膚に潰瘍などの副作用が起こりやすい欠点があります。
治療後、細胞診でウイルス反応陰性になった場合、治癒したとみなされますが、治療終了後も3~6ヶ月(尖圭コンジローマの潜伏期間)は経過観察を行うことも大切です。再発があるかどうか見極める必要があるためです。切除された病変部位の深部や周辺部にヒトパピローマウイルスが存在し再発する可能性が考えられるためで、治療後の経過観察中に再発が無い場合に完治したと判定されています。

コンジローマについて詳しく知る

性器ヘルペスが完治するまで

性器ヘルペスは感染すると、陰茎の包皮、冠状溝、亀頭などがむず痒く、ヒリヒリとした刺激を感じたり、小さく赤いぶつぶつ、水ぶくれや潰瘍ができます。
性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルス(HSV)による性感染症となっています。検査は視診で行われますが、病変部位から細胞を採取してウイルス抗原を調べる方法も用いられています。また、採血をしてウイルス抗原の検査を行う場合があります。

治療にはヘルペスウイルスの増殖を抑制する抗ヘルペスウイルス薬が用いられ、内服薬および点滴静脈注射が症状によって使い分けられています。抗ヘルペスウィルス薬を5~10日間投与すると症状は改善して治癒していきます。しかし、抗ヘルペスウイルス薬は、潜伏感染しているヘルペスウイルスを排除することはできません。ヘルペスウイルスは神経節に潜伏し、風邪・疲労・ストレス・免疫力の低下などに誘発されて繰り返し再発します。現状では、性器ヘルペスを完治させる方法はないとされています。
しかし、再発の場合は、初回よりも症状が軽いことが多く、治癒までの日数も短くなります。体調をしっかり管理していれば、再発する確率もかなり減らすことができるとされています。

まとめ

性病の対処方法で、最も大切なのは早期発見・早期治療を行うことです。
治療が遅れれば、それだけ症状が悪化して、治療が長引きます。目で見える症状がでたり、違和感を感じたり、性病かなと思った場合は、早めに医療機関で診察を受けることをオススメします。市販の内服薬や塗り薬などは、病状を悪化させることがありますので注意することも大切です。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎