下の毛がかゆい時に疑われる病気!治療法と注意点

下の毛がかゆい

「下の毛がかゆい……我慢できないけど掻けない」という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
人に言いづらく、掻いているところを見られると恥ずかしい気持ちになってしまう陰部のかゆみは非常に困った症状です。ここでは、デリケートゾーンのかゆみを引き起こす病気と治療方法などについてみていきたいと思います。

下の毛がかゆいという症状について

下の毛の痒みにはいくつかの原因が考えられます。

カンジダ症

カンジダ症は、真菌の一種であるカンジダ・アルビカンスといわれる菌に感染することにより外陰部に炎症を引き起こします。陰部の痒みやただれ、炎症などの症状が現れます。

白癬症

白癬症は、特に夏の暑い時期の汗を多くかく季節や蒸れやすい梅雨の時期に多く見られる傾向にあります。股間の蒸れた環境が数種類の真菌を多く繁殖させることにより起こるとされています。痛みを伴う湿疹や熱を持った激しい痒みなどの症状が起こります。

毛じらみ症

アンダーヘアの中に紛れ込み陰部の血を吸う特性があるケジラミが原因であるとされています。アンダーヘア付近の激しいかゆみや下着に点状の血液のシミが付くなどの症状が現れます。

接触皮膚炎

接触皮膚炎は、「かぶれ」とも呼ばれる症状のことになります。何らかの物質が直接皮膚に接触することにより赤い斑点や腫れ、水膨れなどの症状が伴う炎症です。

陰部白癬で下の毛がかゆい場合

陰部白癬は、水虫と同じくいくつもの真菌により炎症を引き起こす皮膚感染症です。症状としては、痒み、痛みのある発疹、体温の上昇による熱を持つなどが挙げられます。

原因は、温泉や銭湯、スポーツジム、洋式トイレ、タオルの共有、マットやスリッパの共有など間接的に感染するケースや性交渉の際に直接うつるケースというも考えられます。夏場の暑い時期や蒸れやすい梅雨の時期に肛門付近やお尻の付け根、男性の場合にはたま袋の裏側に発症しやすいとされています。
初期の段階では水膨れ程度ですが、進行すると赤みのある発疹へと変化していきます。

治療方法

治療法は、殺真菌作用のある軟膏や塗り薬の塗布が一般的です。場合によっては飲み薬による治療も行われます。できるだけ早い段階で皮膚科などの病院に行き、専門家である医師の受診をするようにしてください。

しらみは下の毛になりやすいの?

毛シラミ症は陰毛にいるケジラミが血を吸うことにより、陰毛部の著しい痒み、点状に血液のしみを下着につけてしまうなどにより自覚します。ケジラミはケジラミを持つパートナーとの性交渉や接触によって感染するケースが多いとされています。また、家庭でのタオルの共有などを介しても感染するので、
毛が触れ合う環境などが考えられます。共有浴場などでの感染も報告されています。

治療方法

毛じらみ症の治療方法は、泌尿器科・皮膚科などの専門科医の指示のもと、シラミのすみかである毛を剃ることから始まります。また、下の毛の処理が難しい・カミソリ処理で傷を負ってしまう恐れがあるケースなどには、専用の薬用シャンプーやパウダーを用いて治療することがあります。虫の駆除には2か月ほどの時間が必要であり、白いパンツを履いて、シミができなくなったら毛じらみが完全にいなくなったことが分かるとされています。ベストな方法として、病院・クリニックなどの医療機関を受診・検査を行い、医師の診察後に指示とおり、完治まで治療することです。

注意点
毛じらみに感染していることが分かった時には、家族やパートナーが感染していないか検査する事で再発や拡散を防ぐことができます。

かゆみは陰毛以外にも?カンジダ症

カンジダ症の原因菌はカンジダ・アルビカンスという真菌の仲間です。発症した場合は亀頭部や包皮に白いカスが付く、かゆみ、違和感、ペニスのかさつきを感じるなどの症状を訴えます。さらに、亀頭の赤み、かゆみ、ただれ、小さな膿の塊などの症状が現れます。
また、カンジダ菌が尿道に侵入すると尿道炎になり、放置するとかゆみと分泌物が出るようになります。

治療方法

カンジダの治療は、抗真菌剤の軟膏やクリームを使用するほか、通気性の良い下着の着用や肌に優しい石鹸の使用などが望ましいとされています。症状が悪化しないうちに、医療機関を受診し治療を受けることが大切です。

注意点
カンジダ症は女性に多く、男性には少ないと言われていますが、包茎・糖尿病、ステロイド剤の使用者・消耗性疾患のある人などには現れることがあります。包茎の男性の場合、雑菌が溜まりやすく湿り気がある不衛生な状態になってしまうためであるとされています。

まとめ

デリケートゾーンのかゆみは、耐え難く不快です。そして何よりも恥ずかしいという、「羞耻心」にもつながります。ちょっとした蒸れなどによる、軽い皮膚炎くらいなら清潔に保つように心がけることで、治まるかもしれません。
しかし、この陰部のかゆみが、性感染症(STD)やシラミなどの場合には、専門家による診断が必要です。診断されたのであれば、医師や看護師の指示の下、陰毛の自己処理や治療につなげることができます。
特にシラミの場合、接触での感染が容易なので、家族やパートナーに感染を拡げるリスクについても考えなければなりません。何か異常が認められた場合には、医師に相談するようにしてくださいね。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎