玉袋がかゆいのは病気!?その理由から対処法・予防策まで

玉袋が"かゆい"ときは病気なのか?

玉袋がかゆくてどうしようもなくなったという経験はありませんか。
特に寝ている間にかゆみがひどく、夜中に目が覚めてしまう人や無意識にかいてしまう人もいるそうです。
玉袋がかゆい場合にはどのような原因や病気が考えられるのか、症状や対処法などをくわしく説明していきます。

玉袋がかゆいときに考えられる病気は?

玉袋がかゆいとき、性病や皮膚病などを考える人が多いのではないでしょうか。

陰嚢湿疹

陰嚢湿疹とは玉袋が湿気を帯びて湿疹ができている状態を指します。
陰嚢湿疹部位である金玉の玉袋には異常なかゆみが起こります。このかゆみが強い場合には寝ている間にかいてしまうことが多く、症状は「アトピー性皮膚炎」と似ています。
陰嚢湿疹は、日本人の約20パーセントの人がかかっているとされています。

陰嚢湿疹は、市販薬や医師から処方された薬でもなかなか治らないものが多くあります。
陰嚢湿疹を放置してしまうとかゆみが進行していき慢性化や再発を起こしてしまい、皮膚病のなかでも注意が必要な湿疹となっています。

股部白癬症(インキンタムシ)

インキンタムシは白癬菌によって感染し、水虫と同じ原因菌で起こる疾患です。
玉袋というよりは、太ももの付け根周辺(ソケイ部)に多く発症します。陰嚢湿疹とは異なる原因で起こる病気なので、治療方法や治療薬が違います。

陰嚢湿疹との共通点は、医師の診断により適切な治療をしないと悪化してしまうことです。玉袋にはインキンタムシの菌が繁殖しづらいので、玉袋しかかゆみがない場合は、インキンタムシとは考えにくいです。
原因菌である白癬菌は、他の人に感染する可能性があり注意が必要です。

疥癬

疥癬とはヒゼンダニが皮膚に寄生することによって発症する感染症です。
疥癬は体中の皮膚に症状が出るため、玉袋のみにかゆみがある場合には考えづらい病気です。

性器ヘルペス症

性器ヘルペス症になると、金玉(睾丸)に症状がある場合もあります。
症状は水ぶくれや皮膚のただれなどです。発症部位は、性器のほかに太ももや尻・肛門など広範にわたります。水ぶくれ・皮膚のただれや潰瘍は痛みを感じることがありますが、再発時には痛みよりもかゆみが起こることがあります。

陰嚢掻痒症

陰嚢にかゆみが起こる病気を陰嚢掻痒症といいます。特に外見上は異常がないのに、強いかゆみを伴います。神経症の一つとして、精神的な要因でも起こります。
女性の場合は、外陰部掻痒症といいます。

対処法について

陰嚢がかゆい・陰部湿疹があるなどの異常があるときは、専門家である医師に診断をしてもらうことが重要です。

医師に相談・治療する

陰嚢湿疹が疑われるときは、早めに病院を受診しましょう。皮膚科や性病科・泌尿器科など専門の医療機関をおすすめします。診断されたら医師の指示にしたがい、治療を行うようにしてください。症状がひどくなってしまうと、完治するまでの治療期間が長引く可能性が高くなります。

掻かない

寝ている間に無意識のうちに掻きむしってしまうことがありますが、掻いてしまうことで玉袋の皮膚に傷ができバイ菌が侵入し、皮膚が炎症を起こすなどの原因につながります。
掻くことが皮膚への刺激になり、さらにかゆみが起こる原因になります。

清潔を保つ

皮膚の炎症を促すために性器周辺を清潔にしておくことが大切です。
清潔な下着を着用してください。不潔にしていると陰嚢湿疹を悪化させる原因になるだけではなく、他の病気の原因にもなります。

予防策について

玉袋がかゆいときだけでなく、日常的に気をつけたいことや注意点を説明していきます。

ブリーフ・ボクサーパンツを避ける

陰嚢部が蒸れる状態を避けるために、ブリーフやボクサーパンツではなく、トランクスのような通気性の良いものを使用しましょう。下着の素材によってはアレルギー症状を起こしたようなかゆみが出ることもあるので注意が必要です。

食事に気をつける

腸内環境を整えていくような食事内容をおすすめします。
予防策として「食事療法」が最も高い効果が得られるとされているからです。
注意点として、辛いものなどの刺激物を避け、食事で使用・摂取する油は質の良いものを使用することなどです。また、野菜を発酵させた漬物などがよいとされています。

湿気を避ける(乾燥させる)

陰嚢は汗をかきやすく蒸れやすい部位であるため、できるだけ湿気を避け、乾燥させるようにしてください。

清潔にする

雑菌の繁殖防止のために清潔にすること、蒸らさないようにすることが大切です。下着は毎日取り替えましょう。

まとめ

陰嚢湿疹を完治させるためには、長期的な治療が必要となる場合が多いので、しっかりと完治するまで、根気よく治療をしていきましょう。腸内環境の改善や清潔の保持など地道な努力が必要になってくるかもしれません。
また、玉袋がかゆいだけでストレスを感じてしまい、かゆいという身体症状だけでなく精神的にもつらいです。できるだけ、かゆみを起こさせないよう予防策をしっかりとっていきましょう。

まずは専門医に相談を

新宿駅前クリニックでは、皮膚科・内科・耳鼻科・泌尿器科を併設しており、平日夜19時まで診療を行っている専門の医療機関です。

メディア・記事の監修ドクター:新宿駅前クリニック院長 蓮池林太郎